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カスタマーレビュー

5つ星のうち3.5
285
5つ星のうち3.5
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2016年5月3日
月刊文藝春秋2016年5月号に、石原慎太郎自身による「本書を書いた動機」が述べられていたので、多少の期待を持って読んだ。とにかく、内容がうすい、文字が少ない、すかすかの内容。しかも、「俺」と一人称で記述している。とても違和感がある。イタコの口寄せの様な小説である(口寄せの方がましだとおもう)。本書で無ければ読めない事実が書かれているかと期待したが、それもない。田中角栄と石原慎太郎は政治的に遠い位置にあり、石原慎太郎だけが知り得た事実など無いからだと思う。死せる人を冒涜するような小説?だと思う(これを小説と言うのは躊躇われる)。今、なぜ田中角栄について書いたのだろう。月刊文藝春秋にはそれらしいことが書かれているが、意味不明であった。生前の田中角栄を、私は一度だけ、見たことがある。生の演説を聴いたときである。一発で聴衆を虜にする「力」が彼にはあった。そういう「田中角栄」を描ける能力を持った小説家はいないだろうと思う。石原慎太郎にも、残念ながら、無理だった。そう思って読了した。
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2016年6月24日
薄っぺらな内容。
本人への取材は一切ないのに、いかにも本人がしゃべった風に書いているところに違和感しか感じられない。
読みやすくて面白いと感想が書いてあったが、そいつはサクラか?
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2016年4月18日
「君。国売り給うことなかれ」と田中角栄を常に批判していた石原慎太郎さん。
でも、田中角栄再評価の流れに見事に乗って、田中角栄の本を書く、その無節操ぶりも、さすが、石原慎太郎さん。
仕掛け人は、どうせ幻冬舎のお荷物社長見城徹さんでしょう。

売れるなら
何でもするのが
石原さん 
アアこりゃこりゃ

お粗末様でした。

と、石原慎太郎さんの本についてはこれで終わりなのですが、それでは余りにも実りがないレビューなので、私が薦める田中角栄本は、
早野透著「田中角栄」(中公新書)
です。
今年もまだ4月ですが、先日読み終えて、2016年の私のベスト書籍候補に早くも挙がっている名著。
ただ、この本は既に、2013年新書大賞2位になっているので、折り紙付きです。
内容は、田中角栄の番記者として、それ以降も、彼が亡くなるまで交流のあった早野透さんが、田中角栄への深い愛情を込めて書かれた早野さんの「田中角栄集大成本」だと思います。
だから、分厚いです。
普通の新書の倍のページ数。
田中角栄の生い立ちから死までを、「出征」「政界進出」「大臣就任」「総理大臣へ」「日中国交正常化」「ロッキード」と誰もが知っている事柄を中心に早野さんの元敏腕政治記者とは思えないような、優しく抑制された文体で綴られているのがこの本です。

田中角栄について、
・子供の頃から読書家で特に「徳富蘆花」が好きだったこと。
・学業は優秀、運動神経も良く快活で常に級長だったこと。
・家庭の事情で進学できず、けれども、起業し成功することはもちろん、政界に進んでからの異常な出世の速さは、その信じられないような実務能力の高さにあった。これには読んでいて「いくら頭が良くても、全くやったことのない政治の実務を次々とモノにしていくとは、この人はやはり異常人だ」と思わされました。つまり、外見の豪快なイメージの所謂「カリスマ田中角栄」ではない、政治の内側での地道な活動においても、緻密かつ凄まじい天才ぶりを発揮していたこと。
等々、一般にはあまり知られていない彼の様々な側面を、この本から知ることができます。

彼の政治家として、そして人生の頂点は「日中国交正常化」です。
またその後「ロッキード」で墜ちていきます。
加えて、以降「闇将軍」と呼ばれるようになりましたが、田中角栄自身はその呼び名に甚だ迷惑していたエピソードからも、彼の陰湿でない生来陽性の人柄が窺えます。

今太閤と呼ばれる田中角栄ですが、豊臣秀吉よりもっと人間に厚みと温かさがあり、それが早野さんの抑制された文章から、より読者に伝わってきます。
桁違いにスケールが大きく、更に非常な苦労人だけに、人の痛みの分かる今の世にはいない大政治家です。
盟友:後藤田正晴さんの「情と理」の「情」を一身に体現した男です。
新書にもかかわらず、読み終えると、とても長く壮大なスケールの小説を読み終えた気持ちになります。
早野透が描いた田中角栄・太閤記。
そんな気持ちになる1冊です。
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2016年9月27日
まったくの駄作。
田中角栄がいかに卓越した能力の持ち主だったのか、この本には何も描けていない。
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 新聞広告に、「金権政治を批判していた石原慎太郎氏が田中角栄の自伝を書いた」と載っていたので興味を持ってすぐにキンドルで買って読んだ。私の住んでいる南スーダンでは、キンドルは大変便利である。思いついたその時にすぐにダウンロードして読むことが出来る、そしてこの本は読み易くて面白かったので、夕方にダウンロードして寝る前には読み終えた。

 私は石原慎太郎氏の著作をよく読むが、田中角栄の金権政治を批判して、時には一顧だに値しないような記述があったことを覚えている。しかし最近は、誉めることもあることに気がついていた。このあいだ読んだ同氏の著作、「歴史の十字路に立って 戦後七十年の回顧」の中で、さんざん田中角栄を批判した最後に、「物書きの私としては、田中角栄という未曾有の人物にいまだにある魅力を感じざるを得ない。」と述べていたのが印象的である。

 さて、内容である。石原氏は、「俺」という一人称を使って田中角栄が独白しているような形でこの本を書いている。そのために、時には田中角栄ではなくて石原慎太郎が言っているのではないか、と思わせるような箇所や、青春時代の初恋の思い出を語る場面では、なんとも石原慎太郎が独白しているような奇妙な感じを受けたものだ。

 例えば、新潟の柏崎の役所に勤めている時に知り合って恋心を抱いた女性に、選挙運動の演説の時に邂逅したのだが、何か熱く痺れるようなものが俺の胸にきざしてきたものだった、との記述の後の、「あの感慨は一体何だったのだろうか。あれは俺たち二人の間に過ぎて失われた時間への、突然だがしみじみした回帰への実感といえたろう。それはまだ三十前の歳でありながら俺自身の青春への、突然ながら妙にしみじみした甘い回想のときめきといえたのかもしれない。あの後、今までの長い人生の中で何をきっかけにしてでも、あの時のような一瞬だろうと痺れるような甘美な感情を抱いたことはありはしなかった。」などは、この本の中で気に入った文章のうちの一つである。石原氏がこの一文で若き日の田中角栄の素直さを描いたが為に、その後のどろどろした生臭い田中角栄の生き様に免責を与えたようなものだ。

 作家として培われた感性なのか、感性が鋭い故に作家となったのか、いずれにしても石原氏の国際関係や国内政治に対する洞察力と警鐘と、更には具体的な施策には尊敬の念を抱いており、作家でありながら政治家としても成功した稀な人物として認識しているものであるが、この度のこの本は、それらとは違った、まるで田中角栄批判の呪縛から解かれたような書きぶりで、田中角栄を愛でているような感覚に捕われた。

 私自身、昭和47年の田中角栄の自民党総裁選出を秋田の山の中でトンネルを掘っている時にラジヲで知り、家内共々同郷ということもあり、土方の経験があるということも知っていたので、何とも身の震える思いをしたことを、この本を読みながら思い返していた。
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2016年9月30日
セールで半額だったので買ってみた。
まさか石原慎太郎が田中角栄を一人称で書くとは思ってませんでした。
50歳以下の人は田中角栄をあまり覚えてないでしょうからこんなのでも
いいかもしれません。とても軽くて。
そもそも石原慎太郎は田中角栄と相反する立場だし。
そこら辺は本人も後書きで書いてますが。。。。
角栄本が流行っているのでちゃんと選んだ方がいい。
漫画の大宰相の方がいい。
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2016年2月2日
田中角栄という稀代の政治家の一生を、政敵だった石原慎太郎がモノローグ形式で語るということに興味を持ち、kindleで購入した。「弟」の大ベストセラーコンビである、石原慎太郎-見城徹の復活も、何か面白いものを見せてくれるのではという期待もあった。

本書は、おそらく普通の読者であれば2時間もあれば読了する、非常に読みやすい本である。田中角栄という人物に興味を持ち始め、とりあえず手っ取り早く彼の一生が知りたいという人には最適な本だろう。しかし、内容自体には目新しい点は全くない。巻末にある参考文献を渉猟し、角栄を主人公とするピカレスク小説として再構成することは、石原慎太郎ではなく大学の文芸部員レベルでもできる。面白い本だとは思うが、角栄自身の一生が面白いので、書き手が誰でも面白くなるのである。石原慎太郎でなければならない理由は全くない。

モノローグ形式を採用した理由は、「石原慎太郎だからわかる角栄のホンネ」を語る最良の方式だと、石原-見城コンビが判断したからだろう。しかし、本書の大部分は「石原慎太郎でなくてもわかる角栄のホンネ」であり、石原慎太郎らしさが垣間見える日中国交正常化交渉、ロッキード事件、竹下登への嫌悪感といった部分は、「角栄の口を使って語られる石原慎太郎のホンネ」となってしまっている。「政治家」石原慎太郎だからわかる田中角栄のホンネを、「作家」石原慎太郎が語ることに成功していれば、「弟」に匹敵する傑作となっただろう。しかし、結果として角栄に「憑依」することに失敗した本作は、書店に数多ある角栄本の中でも、平均以下の出来だと言わざるを得ない。
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2016年4月14日
金返せと思いました。
テレビ使って大層な宣伝して…
なんでこんなパクり本出したの?
さては、、、金目でしょw
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2016年7月13日
 あの石原慎太郎が田中角栄本人に成り代わって語った稀代の政治家の一代記。半日もあれば読めるボリュームだから、角栄初心者の僕のような者が彼の足跡について大まかに把握するのにはよい本だと思う。けれども、それ以上でもそれ以下でもないというのが率直な感想。巻末の参考文献を渉猟すれば、なにも慎太郎大先生がお出ましにならなくとも、書生でも物することが出来る程度の内容だ。
 田中角栄という政治家は、「天才」というよりは寧ろ、良くも悪くも「怪物」的な政治家であったように思う。辣腕を振るって日本列島を改造してしまう一方で、ロッキード事件で有罪となった巨悪の象徴でもあった。しかし本書では、角栄はロッキード事件によってアメリカに嵌められたことになっている。角栄が国益の為に犠牲になったと解釈すれば、彼のイメージは怪物から悲劇の政治家へと変わり、読者は彼に感情移入することが出来るであろう。それなのに本書には、角栄がロッキード事件に於いて「白」であったという証左は何ら示されていないから拍子抜けしてしまうのだ。
 作者は「長い後書き」の中で、角栄との思い出や嘗ての政敵への現在の思いを綴っているが、皮肉なことに後書きの方が本編よりも断然面白い。だから、作者が角栄への思いの丈を綴った後書きこそが実質的な本編で、そこに至るまでの200頁に及ぶ自叙伝(?)はその序章に過ぎない― そう考えてしまっては穿ち過ぎか。
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2016年4月17日
もう少し面白いかと思ったので、ちょっと残念だった。幼少期が少なく、ほとんどロッキード事件の話すだった。なぜ天才なのかもっとわかりやすい説明を期待していたのに。。。
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