上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0ようやく再会の時
2019年9月10日
さよなら銀河鉄道999のその後を独自の路線で進行中の第3巻。
本巻では鉄郎とメーテルの場面が多い印象です。といっても再会までは時間軸が少し前後しつつ、それぞれの話が続きます。
物語舞台はいよいよ、機械化帝国第3首都「惑星エスメラルダ」へ。まさかの黒騎士やプロメシュー厶も登場?。
簡単に鉄郎とメーテルが再会出来ない展開ありますが、その過程でメーテルの想いも描かれている点が良いですね。
メーテルの神秘的な力も驚き…。暗黒宇宙からメタノイドが進行してきた意外な要因も判明。
再会までの最大の障壁として登場したキャラは味があって良かったです。
物語的にも松本作品でありそうな展開ですし。
ですが、やはり絵が不安定で話に集中出来ないところを個人的には依然と感じますね。
メカニックのコピーを貼り着ける絵の表現も原作の作風を意識したのか。ただ、もう少し大きさなど配置バランスの工夫は必要そう。
話の区切りの巻物の文章も格言を入れるのは良いが少しまとめが物足りないです。
色々と思う所はありますが途中の予想がつかない部分もあるので次巻も楽しみにしています。