上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0国際関係をマクロ的に見渡す基礎を養うために。
2019年2月17日に日本でレビュー済み
地政学の論理、というタイトルではあるが、地政学そのものについては、マキンダーやスパイクマン等の学説解説、一般的に流布されているそれら解説の(著者が考える)嘘、著者の考える日本外交の進む道を説いた本である。例えば、スパイクマンはソ連工作員の秘書ヘレン嬢に殺され彼女が書き加えて出版したのが「平和の地理学」であるとか、他で見られない主張もあるが、著者がおっしゃるには、
要は、放っておくとロシア自身が自覚していなくても、どんどん拡大してくるのだから、日本は米国と一緒になってユーラシア大陸の中にロシアを押し込めるように努めないといけない。このために米国の力を借りる必要があり、日米同盟なのだ。また、ロシアと中国の間に割って入っておくことを考えないといけないぞ!
という感じに読み取れる。この流れに過去反した動きをした人はほぼ100%ソ連の工作員かコミュニストとしているところに本書の大きな特徴があるが、宇宙に視点をおいた大きな目で国際政治を眺めるにはうってつけの本の一冊だと思う。