上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0地方警察行政トップとしての佐々淳行
2019年10月26日に日本でレビュー済み
本書は、いわゆる1975年のひめゆり塔事件や風日祈宮放火事件といった皇室絡みの警察の警備に主眼を置かれていると思います。
ただ、個人的には佐々淳行三重県警本部長としての下記の記録が面白かったです。
○三重県警機動隊の訓練
○風日祈宮放火事件の捜査
○皇太子・同妃殿下が出席するみえ国体の警備
○通信司令室「斉放通信」の採用
○伊勢自動車開通式直後の暴走族出現に対する対応
○三重県下の全駐在・派出所の巡視
○津市のひき逃げ死亡事故におけるひき逃げ車のゴルフ場への埋め立てた事件に対する対応
○高速道路交通警察隊における2台のニッサン・フェアレディZの導入
○部落解放同盟伊勢支部長の事件への対応
それ以外にも三木首相殴打事件、ひめゆりの塔事件等の皇太子同妃警衛警備において皇室への敬愛意識がなく危機意識が欠ける沖縄県警の内部の様子、クアラルンプール事件、1977年の成田闘争警備(行政代執行・東山事件・芝山町長宅前臨時派出所襲撃事件)、浅沼清太郎や三井脩及び浅沼側近の警察官僚に対する佐々氏による批判的な言葉などが書かれています。