上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0日本音楽の「史記」2020.12.17
2020年12月21日に日本でレビュー済み
201217(木) 発売
201218(金)夜 家にとどく。
201220(日)夜 読了。超おもろかった。
長い本を通読したのはひさしぶり。
先に不満点をかいておこう。索引があればさらに価値が増すと思うので、二刷目はムリとしても、第二版のときに索引を入れてください。
・大滝さんと細野さんを引き合わせた中田(なかだ)さんの叔父さんは「ちいさい秋みつけた」「めだかの学校」などを作曲した中田喜直(なかだよしなお)さんだったそうだ。
細野「中田くんが中田喜直の甥だと聞いて驚きました。「かわいいかくれんぼ」は子どものとき好きで、名曲だと思ってましたから」
・松本隆さんの慶應大学のバンド「バーンズ」、
鈴木茂さん・林立夫さんとのバンド、
大滝さん中田さんとのお茶のみ会(最新レコードを分析し、自作曲を発表しあう)、
と3つ掛け持ちし、映画「シェーン」の主人公シェーンのようなさすらいの気持ちですごしていたそうだ。大学時代の細野さんは。
・あ、あと、松本隆さんと初めて共作(2曲)したときに松本さんが曲にケチをつけたら細野さんは「烈火のごとく」怒り、「おれは音楽では世界のだれにも負けない!」と言ったそうだ。
こんなふうに、興味深いエピソード満載で、悠然と、一定のテンポですすんでいくので、通読がかなりかんたんだと思う。作者初の単著というのが信じれないくらい。売れる本の編集者って、力あるんだなー。
120冊の参考文献、詳細な年譜完備。
・細野さんは基本まきこまれ型で、だれかが電話してきたから、訪ねてきたから、頼まれたから、紹介されたから、というところから物語が展開していくのだが、高橋ユキヒロさんにだけは演奏をみたあと自分で声をかけたようだ。