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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.2
11
物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路 (中公新書)
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2014年10月31日
複雑な欧州の歴史の一部を学ぶ良書で、またベルギーを訪問する準備に有益でした。
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2015年4月29日
この大型連休は名古屋、そのつぎ福岡、横浜、梅田、広島、仙台、六本木と転戦するベルギービールウィークエンド!
たんなるビール好きが楽しめるのはもちろんこと、この書を読むとさらに楽しいです。
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2014年12月1日
興味がある人にとって、期待を裏切らない内容のように思います。一読の価値がある本ではないでしょうか。
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ベスト500レビュアーVINEメンバー2014年8月29日
本書の、帯広告はベルギーをビールとチョコの国と云っている。
おそらくは、それすらも多くの日本人は知らないだろう。「名前だけは知っています」というやつだ。
そうそう、それがベルギーにあることを知らない人の方が多いだろうが、フランダースの犬の舞台はベルギーだ。

ある意味で、日本とベルギーは正反対の国だ。
ベルギーは、200年にも満たない歴史と、万世一系なんかじゃない王室と、分裂国家で言語も宗教も違う人々がいて、でも、だからこそ、地域の平和や融和に積極的で、人々はマルチリンガルでグローバルで異なる人々に寛容だ。

ベルギー人という国民性にしても、ゲルマン言語を話すプロテスタントという集団から数えても500年程度だが、ベルギーと云う国やベルギー人という国民の性格が如何にして形成されたのかを学ぶことは、そのまま現在のEUまでの欧州近現代史を学ぶことにもなる。
著者は、政治学者でありベルギーについては論文・著書もあり専門の一つとしている。題名を「物語」としているのは、歴史の本を書くが故の謙遜と思うが、堅苦しさのない分かりやすい内容を云えば「物語」は立派な褒め言葉でもある。(歴史学者やその国で生まれた・住んだ人の新書で、子本書とは対極のような分かりづらい本がいくつもある)
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2016年11月9日
ベルギーは昔、天井の無い美術館として有名で、仕事で行きましたが、美しい街並、建築物、ビール、チョコレートしかイメージ残って無かったけど、EUの本拠地でもあるし、その地理が欧州では非常に重要で、ベルギーではおらんだ圏、フランス語圏で分立しようとなったことも2010年頃にあった事も覚えてるけど、今はどうなってるのかな?再度、ブリュージュに行きたいなー。
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2014年9月14日
独立から、つねに危機にさらされ続けてきた国がある。EUやNATOの本部が置かれている国・ベルギーだ。

西欧の中心に位置するベルギーは、北にはオランダ語を話すフランデレン地方が、南にはフランス語を話すワロン地方があり、そして人口の0.5%がドイツ語を話す多言語国家である。つねに大国に翻弄され、また言語の問題によって分裂の危機にさらされてきた。

このことは、現在のベルギーが、フランス、ドイツ、海を挟んでイギリスといった大国と接していることから想像はつくのかもしれない。いや、フランデレン地方とワロン地方という言語の境界線のもとが、なんとローマ帝国衰退の時期に引かれているものだといったほうが、問題の深刻さが伝わるだろうか。

ベルギーの歴史からは、ヨーロッパ情勢の縮図を見てとることができる。フランス革命が起きたとき、人びとは共和制の夢をみた。革命の波は隣国のベルギーに及ぶ。革命を恐れるヨーロッパの君主たちは、その波を食い止めるために、ベルギーを利用する。かつてローマとゲルマンの狭間に立たされたベルギーは、共和制と君主制の狭間に立たされ、大国に翻弄される……。これは一例にすぎない。ベルギーの現在は、こうした歴史を積み重ねた上に、国の姿を維持してきた。

現在ベルギーは、分裂の危機のさなかにある。言語をめぐる対立を激化する中で、1993年に連邦制へと移行したものの、問題は解消することなく、むしろ深化してきている。これまで政府が、あるいは国王が、分離主義者を排除し続け、「ベルギー」という国を保とうとしてきたが、ここへきて、分離主義者たちへの支持は高まっている。これからベルギーはどうなっていくのだろうか。

絶えず大国の思惑と自国の言語問題に向き合いながら、それでも「ベルギー」であり続けてきた。その妥協と合意の歴史は、ベルギーのいまをみるため以上に、近年、解体の可能性が囁かれるEUのあり方を分析する上でも、知っておくべきものなのかもしれない。

【Reviewed By Synodos/シノドス】
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2015年10月6日
「ありがとうは”メルシィ”でいいの?」 
ブリュッセルに行ったときに売店の店員さんに聞きました。そのひとは一瞬戸惑った表情になり少しおいて「うん、そうだね、”メルシィ”だね」と言いました。その表情がなんとなく引っかかっていました。
その後、北のブルージュに移ってみてハっとしました。「ああそうか、この地方のありがとうは”ダンクュー”(フラマン語)だ。ベルギーって国は地域によって言語が違うってことを忘れていた」
加えて、首都ブリュッセルはフランス語もフラマン語(オランダ語)もどちらも使う地域にだった(!)ってこと。

それぞれ別の言語を持つ3つの地域が1つの国がどのように出来上がったのか?すごく気になり読んでみました。著者もあとがきで語っているとおり教科書的でなく”読み物としても楽しめるもの”になっています。

この本を読んだあとではフランス語圏、オランダ語圏の微妙な関係を歴史から知り、あの時の店員の反応がわかる気がするのです。あの時、”ありがとうはメルシィだね”といいつつ若干複雑な表情でこたえた店員はフラマン語(オランダ語)が母語のひとだったのかもしれないということ。
「ありがとうってあなたの国で何ていうの?」と聞かれたら彼としては『”ダンクュー”だよ』と元気に答えてくれたかもしれないのに、こちらが「ありがとうって”メルシィ”でいいんだよね?」と聞いたのでそれはそれで間違いないし、「ダンクューとも言うんだよ!」とまで言って一見の観光客に教えるのはどうなのか、と思ったのかもしれないなどと想像しています。
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ベスト1000レビュアー2014年9月29日
「欧州の首都」ブリュッセルと華麗な文化を戴くベルギー。意外にも国家の歴史は180年余りしかない。だが、その歴史は常に国家分裂の危機を抱えていた。言語も宗教も違う、古代ローマから続く仏語圏とオランダ語圏の対立を、国王や政治家はどう収拾してきたか。本書は言語紛争の政治史に絞り込んで書いている。

ベルギーは、北部がオランダ語圏のフランデレン、南部は仏語圏のワロン、仏・蘭両語圏のブリュッセルからなる連邦国家だ。フランク民族大移動で南北の言語境界が生まれたというから歴史は長い。欧州の中でも豊かな地域で、欧州の十字路でもあった。そのため、西、仏、蘭と支配者が次々代わり、そのたびに被支配言語の住民の怒りが噴出し、1830年の革命でついに独立する。

ベルギーは英王室の親族でもあるドイツの公爵家出身のレオポルド1世を王に戴いた。フランス革命を記憶する人もまだいた時代だ。革命で生まれただけに、当時の欧州列強は「革命の輸出はかなわん」と感じ、中立的なドイツ系の君主を置いて「ふた」をしたのだった。革命を起こしたベルギー人には不満があったが、結果的に「ふた」代わりの国王が、政治的にもベルギー統合の中心となり、繰り返すベルギー分裂・消滅の危機を救うことになった。

ベルギーの政治制度確立において、初代レオポルド1世の果たした功績は大きい。仏語と比較し冷遇されていたオランダ語の保護を訴え、今の2言語国家の基礎を築いた。また、議員内閣制ではあるが、首相候補が「組閣担当者」として人選や施政方針について国王や両語の有力者に根回ししてから議決するというインフォーマルな仕組みを作った。今はもっと制度が複雑になり、「情報提供者」「論点整理者」など国王の意を体した多くの交渉役がフランデレンとワロンを行き交い、時に1年以上かけて組閣する。

建国後、言語対立の目をそらそうと植民地化に邁進したり、2度の大戦でドイツ軍の通り道にされたり、EU本部の誘致に成功したり……と一時的に愛国心が高まることもあったが、経済的な格差も生じたフランデレンとワロンの対立は年々激しくなる。連邦・分権化で乗り切ろうとするも、90年代以降、豊かなフランデレンで独立を主張する分離主義政党が台頭してきた。国王のアルベール2世は、政務を疎かにする人物だったが、2007年以降の分裂含みの政局を見て調整に乗り出し、最後には演説で一喝して双方を妥協させ、12年にようやく決着した。

ベルギーは小さいながらにムール貝などの食文化、強豪のサッカー代表チーム、アール・ヌーヴォーなど取り上げてほしい話題は豊富だ。言語対立と国王に収斂され、ほかの話はコラムとして章末でごく簡単に触れられるだけだったのが残念ではある。ただ歴史をストーリーとして描く以上、やむを得ない。話題を絞るだけに、言語対立や政治家、政党の動向については、戦後は特に細かく書かれている。言語対立の政治史やベルギーの政治制度についてこの1冊で全体像が理解できるし、何よりストーリーになっていて読んで面白い。ただ、読後感として、経済や選挙の区割り、大学の使用言語と、これだけ頑張って統一を守る意味あるの?と感じてはしまうが。

余談だけど、歴代国王がキャラ立ちしてて面白い。現国王の分離主義者への対決宣言「私は必要な時には徹底的に闘う。私に楽に勝てると思わないほうがいい(p206)」。日本だったら1時間後に「私を怒らせない方がいい」コラ画が溢れそうな発言である。そして、仕事嫌いでバイク好きなアルベール2世が南仏に行く姿について、「ベルギーの人は猛スピードで疾走するバイクの一団を見ると、暴走族か国王の仲間たちかどちらかだと考えた(p184)」。この国王、ヒャッハー過ぎる……
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2017年8月6日
前半はベルガエ人の勃興の話などが延々と続き、ちょっと退屈。

ベルギーは1839年に正式にオランダから独立するまでオランダだったので、図説オランダの歴史・佐藤弘幸を読んでからこちらを読むことをお勧めします。そうすると、前半も歴史の復習になります。

ベルギーの近代史、オランダ語とフランス語の対立がいかに根深く、王政や国政にまで時に不毛とも思える争いを持ち込んでいうることがよくわかります。

図説オランダの歴史・佐藤弘幸(わかりやすい)とセットで読むことをお勧めします。
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2014年9月28日
ベルギーの歴史をまとまった形で読むのは初めてで、内容はとても興味深い(中立を指向したベルギーが結局大国の利害の狭間で蹂躙される、など)が、いかんせん叙述が事実の羅列になりがち、それも時系列を進んだり戻ったりするのでなかなかすっきりと頭の中に入ってこないのがもどかしい.入門書としてはちょっと中途半端なスタイルかなぁ.各政治勢力の主張や立ち位置の説明が不足気味で、読んでいると混乱する時がしばしば.なんで国王の復位に賛成していたカトリック勢がいざ復位となると「責任持てない」と言って辞職するのか、とかね.
入門書としてはもっと各時代の地図をたくさん載せてもらえるとありがたいです.
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