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2018年5月17日
年長者の余裕というのか、構成がカッチリと仕上げられている。なんか余裕が出てきてしまったな、という感じがしないでもない。もっとも糸を編むように物語を紡いでいくやり方を取っている以上、結果としてそのように見えるというのは、天性の才能なのだろう。この構成と語りの強さは、これまでも様々な批評を弾き飛ばしてきた源であるように思う。とにもかくにも「平易な文章で読ませる」という点で他の作家の追随を許さない。
辛辣なレビューが多いが内容を把握しきれていないのではないのか?とも思う。解説本として「みみずくは黄昏に飛び立つ」を併読すると理解しやすいと思う。イデアとメタファーについては何も考えずに思いつきでつけた、みたいですが、そうは思えない。イデアについては、かなり重要な位置を占めているし、イデア論の投影のごとくイデアがまさにイデアとして小説内に登場している。小説の中の中核の流れは、問いを立てて、あとは読者が考えてね、という幅を持たせるやり方は相変わらず変わらない。「わかる人にはわかる。見つけられる人には見つけられる」という少々傲慢なスタンスが持ち味なのだろう。そこが鼻につく人には向かないかもしれない。
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2018年6月1日
彼にしか書けない、物語の世界。ノーベル賞などそもそも全く村上春樹にそぐわない。そんなもの彼にはいらない。期待しないで読み始めましたが読みふけりました。私は忙しいからすぐに中断されるけど、ページを再び開けば、瞬く間に、そこは、空気が澄む山の上の静かな画家の家、不思議な物語の世界に連れて行ってもらえる。さあこれから下巻だ。羊をめぐる冒険以来の楽しさ。
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2017年8月13日
私は村上春樹の長編は全作品、短編もほとんど全部読んでいます。
本作品にはかなりの期待をして読みましたが、確かに面白いところは面白い。
しかし、過去の長編作品、例えば「1Q84」とか「ねじまき鳥」とかその他作品の素材を寄せ集めて作ったような感じを受けました。
例えて言えば、AIに過去の村上作品を全て読ませて村上流の作品を作らせたら、こんな作品が出来上がるだろうという感じです。
そういった意味で新鮮味はほとんど感じられませんでした。
私としては、ここらあたりで村上春樹氏に新境地を開いてもらいたかったので、その点では少し残念です。
ファンとしては次回作に期待しています。
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2017年10月2日
母に頼まれて購入。好みの問題だと思いますが私はまったく面白くありませんでした。
ミステリーのようでミステリーではない、変にエロチックな描写もあって不快。
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2017年7月6日
文章はどんどん上手くなっているのに反比例して
内容はどんどん薄まっていってる感じ。
ガッカリ。
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2018年3月11日
主人公に関係する人々がいろいろ登場しますが、最も印象的でつよく関わってくるのは謎の隣人・メンシキさん。主人公と対照的な人物設定。現実と非現実の境界ギリギリのような環境の中、不思議なことがどんどん起きていくのに引き込まれました。
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2018年7月27日
第2部読んでみないと全体的な感想はできないかなと思っているので、1部単体での感想になります。

主人公が画家だからなのか、表現方法が芸術家っぽい書き方をしているような気がしました。
普段から作者を選り好みして読んでいるわけじゃないので、これが村上さんの表現の仕方なのかはわかりませんが、例えが多く、風景や描写が読んでいる人間が思い描きやすいように書いているように感じます。

後半からこれってファンタジーなのかな?っていうストーリーになってきたので、タイトルの物騒さ(?)とはかけ離れた印象だけが残ったのですが、続きを読んでから再レビューしたいなと思ってます。
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2018年4月17日
村上春樹さんは読ませる作家さんで本当に大好きなんですけど、
「グイグイ読ませて、ええ!どういうオチになるの?うわ!あと100ページか!こりゃまたラストはそれぞれご想像下さい、パターンかよ!
と、もう、これいい加減にしてくんねえかなぁ?こんなんばっかりだといい加減付き合えねえぜ、、、と思いつつ、ずっと読んでしまっている
春樹ファンです。
これはオチ(結末)アリです!

もし良かったら、春樹さんファンの皆さん、新作出たら「これはオチ(結末)アリです!」「なしです」レビューしていただけないでしょうか?
私、眼が悪くて、とはいえネタばれはさみしいし、アリ、ナシがわかれば、そのつもりでストレスたまらず読めて助かるなぁ!っていつも思っています。

「羊」「ハードボイルド」読ませる&素晴らしい結末で大好きです。

とはいえ、春樹さんだって人間ですし、読ませて完璧な結末、なんて一読者として求めない。
「読ませる」だけで、発表してくれるだけで嬉しい。
ただ、ぶっちぎるのか、結末あるのか?だけレビューしていただける方いたら、勝手ですけどとても嬉しいです。
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2017年8月1日
ある病気で入院していたとき、退屈なので長編を読んでみた。
長い・・・・長い・・・・

村上さんはジャズと同時にクラシックにも興味がおありのようですが、
わたしはこの小説は、長くて退屈なクラシックを聴きに来て
眠りかけてしまうような感じを受けました。

わたしは、ではどんな「村上春樹」が好きなのかというと、
「神の子供たちはみな踊る」の短編たち。

とくに「タイランド」には惹かれてしまい、それをきっかけに
タイへ行ってしまいました。(もちろんお金を貯めてからですが)

また、「東京奇譚集」がよかつた。
ハナレイ・ベイにも惹かれて、まだハワイには行ってないんですが
行きたいなぁと思っています。

短いけれど感動するのはショパンの小品です。
これらの短編はショパンです。

ただ長いだけでたらたらした、読者を引き込まないこうした書き方は
どうなんだろうかと思いました。

「海辺のカフカ」などは長編ですが、スピード感あり、ぐいぐい引きこまれましたけれど。

残念です。
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ベスト500レビュアー2017年5月16日
第1部を読んで、第2部はもう読まなくていいかなと思ったけれど、乗りかかった船なので最後まで読むには読んだが、第2部の341ページ以降、「わたし」が「メタファー通路」に足を踏み入れていったあたりからはついていけなくなってかなり読みとばした。読むのも苦痛だったけれど書くのもかなり苦痛だったのではないだろうか。この人の作品は近年とみに自己模倣、自己耽溺の傾向が強くなっているが、これはいわば村上春樹の満漢全席。もうお腹いっぱいで食べられません。初めての人やマニアには喜ぶ人もいるかもしれないけれど、作品の面白さから村上春樹に入った人の一部はこの本を機に離れていってしまうのではないかと思う。

相変わらず主人公は「人生でおそらくいちばん素敵な年齢」であるところの36歳。その他の登場人物は、ギャッツビーみたいなとんでもなく金持ちでハンサムで謎めいた男。そしてちょっとトロくて金持ちで親切な都合のいい「友人」とちょっとエロくて子持ちで聡明で都合のいい「ガールフレンド」。さらに、コミュ障の美少女とセレブな叔母。で、昔ウィーンで体験した「戦争にまつわる何か」がトラウマになっている老齢の画家と彼の絵から出てきた小さいおじさん。いつかどこかで見たような人たちばかり。だったらいっそ同じ登場人物が永久に年をとらずにささやかな日常を演じ続けるサザエさんシリーズのようにしてしまったらどうか。

主人公は衣食住と女性関係にはまったく不自由しない生活を送りながら思う存分妄想にひたり、不思議体験をしたのちにまたぬるま湯のような現実に戻るという相変わらずの話を1000ページにわたって書いて何を伝えたかったのだろうか。ドン・ジョヴァンニも南京大虐殺の話もとってつけたようなセックスの話も(いまどきの30代が電話って)、車の宣伝のようなくだりもまったく必然性が感じられない。出てくる人物は他の小説の使い回しで、「誰でもいい」といわんばかり。もしかしたらほんとうに誰でもいいのかもしれない。そういう実験なのだろうか? 私たちは試されているのか? 小説というかたちをかりて、別のことをしようとしているのか? 登場人物は「記号」に過ぎないことにいい加減わたしたは気付くべきなのか? こうした謎解きやメタレベルの読書も村上作品の醍醐味でもあるのだろうが、それまでもパターン化してしまっている。

たとえば上橋菜穂子『鹿の王』。上下1000ページ以上でだいたい同じくらいの長さだったが、読み終るのが惜しくて下巻はスローダウンして読んだ。完全なファンタジーの世界なのにものすごいリアリティ。それに比べて『騎士団長…』の1000ページは退屈このうえなく、下巻はすっとばして読んだ。長編小説というからには多少なりとも世界観が変わる読書体験か、サーガ的な構成美のいずれかがなければ、読み通すのはかなりつらい。結局、いまの村上春樹に長編というスタイルは合わないんじゃないかと思う。浅田真央がおそらくは彼女に合っていなかったように思える重厚な曲に挑戦し続けたように、村上春樹もドストエフスキーを目指し続けているのかもしれないが、むしろ短編、中篇、エッセイのほうがよほど「よさ」が出ている気がする。ある人が「仕事は人のため、趣味は自分のため」と言っていたが、村上春樹にとって翻訳はまだ仕事かもしれないが、小説は完全に趣味になってしまっているような…。

『職業としての小説家』で、彼は生涯をかけて書き続けるテーマといったものがないことを認めている。「脈絡を欠いた断片的な記憶のコンビネーション」を有効に組み合わせたものが彼にとっての「正しい物語の動力」であり、その記憶を引き出し、小説という「ヴィークル」に乗せて人々に届けるのが自分の仕事であると。自己の出自や戦争といった重たいテーマを宿命ごとく背負っていない作家が小説を書き続けていくためには「自然再生エネルギー」を利用するしかないのだと。そのエネルギー再生が、このところあまりうまくいっていないのではないだろうか。

村上春樹は作家として大成功した結果、嫌な人と付き合わなくてすむ権利、嫌なものを見たり聞いたりしない権利を手に入れた。ようするにセレブな引きこもり。そういう人の書くものが、単純に読者の琴線に振れなくなっているのではないか。「村上さんに聞いてみよう」企画にしても、あれは閉じた村上ワールドの中でのファンとの集いであって、読者と対峙する場ではない。つまり彼は完全にコクーンの中に入っている。彼の小説の主人公たちのように。どう生きようと自由だが、書くものに精彩がなくなってきたことは確か。ブルゾンちえみじゃないけど、「味のしなくなったガムをいつまでもいつまでも噛んでいる」感じ。歳をとっていい具合に力が抜けるとか、逆に凄味を増すとか、新境地を拓くとか、本書にそうしたものは感じない。

この本で気になったところが一カ所だけある。「歳をとっていくのは怖くありませんか? 一人ぼっちで歳をとっていくことが?」という問い。村上春樹は主人公に齢をとらせない。今回も「老い」は友人の父親である雨田具彦が一手に引き受けている。1Q84では主人公の父親だった。何かを引き受けるのはいつも脇役。主人公は貴族的なメランコリに浸ってひたすら自分だけが気持ちよくなっている。あの有名な「35歳問題」から1歳すすんだだけの主人公。成長しないこと、変わらないこと、村上春樹がそれを捨て身で表現しているのだとしたら、この小説はある意味で成功している。
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