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カスタマーレビュー

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2017年7月26日
読み物として面白いです、しかし、山ガイドとしてのご期待には添わないと思います。
深田さんご自身の後書きや本田勝一さんの著書における評論的なものにもありますが、あくまで深田さんが実際に登られて、しかもご自身の琴線に触れた山々の紹介です。
でも名著ではありますね。
中古本で購入しましたが奇麗でした。
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2017年6月30日
本は以前から所有していましたが、持ち歩くことを考え、今回電子書籍を購入しました。いつでも読み返したい一冊です。
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2016年11月23日
私にとっては、やはり文庫本は、文字が小さく読み続けるのは、ちょっと大変ですが1座毎で楽しんでいます。
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2016年1月7日
山々の情報がとても簡潔にまとめられており山容がとても理解しやすいです。
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2016年8月27日
読み継がれた深田久弥の『日本百名山』をKindleで手に入れられて満足している。
読んでいて違和感を感じた、その理由に気づいたのだが、それは写真と地図がKindle版には
ないってこと。残念、ただし名著なのは変わらず、"おすすめ"です!
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2012年2月14日
日本百名山は 大きいサイズの本を持っていて愛読書ですが、持ち歩くには大きすぎるので文庫本を購入しました。
旅行へ行く時、出張へ行く時などバッグに入れて車窓から見える山を この本で再確認しています。
筆者は 植物にも詳しく 登山時に花の説明があったりし、また本を書いた時期の時代背景と 現在の登山道と比べたり
何度読んでも 味わい深い本です。
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2015年9月9日
単に著者の生い立ちや背景、身贔屓とかをほじくって批判する人は実に心の狭い人だと感じます。
著者が日本の数ある山々を登って、独自の視点から100山を選考しただけであり、著者も「これが妥当とはいえないだろう」と後記に記載している通り、個人の主観により選んだものです。誰が同じような書籍を出したとしても、この本を批判する者は必ず不平不満を言うでしょう。
この書籍を読み、多くの方々がまだ見ぬ山々に興味を抱くようになったのは紛れもない事実。深田久弥が選んだ100名山に全て登ってみたいと生き甲斐を感じている方も多く、その時点で一書籍としての価値を超越していると思います。私も一読して山の理解を深めて登るのが楽しみな一人です。
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2015年5月9日
はじめは、『山と高原地図』のような読み物かと思っていたのですが、全然違いました。
親しみのある登った山や知っている山だけしか読んでおりませんが、読んでいて面白いです。
登山好きなら手にとって損はないのではないでしょうか。
今でこそ、登山口までのアプローチが車で乗り入れできることがほとんどであり、
また登山道が整備されておりますが、昔は相当自分の足を頼りにし、地元の村の人に
お願いをしていたことと想像します。
きっと、まだほとんど人の手が入っていない本当の自然を目の当たりされていたことでしょう。
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2003年1月5日
本書の初版は1964年に出版されたが、深田は当時既に、山が開発され、人々が列をなして定食コースを歩いている姿を嘆いている。その本書が新たな登山ブームを引き起こし、山の俗化を助長したのは皮肉であった。

登山は元来、都会を離れて自然の中に孤高を求める脱俗的な行為であるが、深田にあってはこの脱俗性は旧制一高で吸収したエリート的教養主義に裏打ちされていた。深田は、精神的エリートの登山を、「大衆」の物見遊山から区別していた。しかも彼の登山は、スポーツとして特殊技能の向上を目指す「専門登山」ではなく、山を総合的に経験することを目標とする「教養登山」であった。古今東西の古典の読破が「教養」を育むように、全国各地の頂を極めることが人生での財産になる。深田はそんな肩苦しい書き方をしていないが、彼が名山巡りに向かった背景には、そのような考えがあったのかもしれない。

こうした思想は、西洋哲学を基盤とする教養主義の産物だが、それは同時に、修験道や巡礼の伝統に根ざす思想でもあった。だからこそ深田は自分の登山歴を、古くからある名所集成の形を借りて、「日本百名山」という形で表現しえたのだ。

名山巡りが専門的な「荒行」でない以上、百名山が、富士講や八十八ヶ所と同様に俗化することはいずれ避けられぬ運命であり、その意味で、深田の脱俗的教養主義は矛盾を孕んでいた。しかし、深田の山登りに含まれた淡い求道性と、日本の伝統と西洋の近代を融合しようとする姿勢は、日本登山史上の大きな遺産である。百名山が俗化しても、深田の目指した山登りは、今日なお我々に訴えかける魅力を持っている。

「日本百名山」は、近代登山が日本に輸入される過程で、誰かが書かねばならなかった本である。それが山に俗化をもたらしたにせよ、本書が深田によって書かれ、百の山々がそれぞれに個性的な肖像画を得たことは、日本の登山者にとって幸いであった。
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2011年9月1日
北アルプスや南アルプスに行くと、百名山にチャレンジしている人に出会うことがある。
話をしてみると、自分はもう70座登った、80座登った、次はこの山、その次はあの山、と話は尽きない。
しかし、よく聞いていると、この人、「日本百名山」を読んでいないな、と気づくことがある。
その度に、「日本百名山」のブームってなんだったのだろうと思う。
深田久弥の文章に憧れて山に興味をもったのではなくて、百名山のリストに振り回されているだけなのではないかと思ってしまう。
そしてその度に、「日本百名山」の山岳文学としての価値と、百名山リストに振り回されている素人登山家の行動とを混同してはいけないと思う。

この本はいい本だと思う。日本の山の中から、百山を選んで紹介するという企画もいいと思う。
こういったコンパクトなガイドブックや旅行記を作ることは、日本人のお家芸なのではないかと思う。

(こういった本に対して日本人の精神の貧困さを嘆く評論家がいるが、そのとおりかもしれない。いい車に乗ること、いい大学に入ること、いい会社に入ること、出世すること、ブランドものの洋服を着ること、煎じ詰めれば、これらのことは貧困なる精神のなせるわざだと思う。そして私は、自分を含めて、貧困じゃない精神の持ち主に出会ったことがない。また、貧困じゃない精神の国が、有史以来存在したためしがないことを確信している。)

本書に対する批判としてよく言われるのは、百名山に選ばれた山だけに登山者が殺到し、選ばれなかった山は寂れていくというものがある。
しかし、本書によって山の格差が生まれたのだとしても、その責任は、深田久弥だけが負うべきものだろうか。

葛飾北斎の「富嶽三十六景」を見て、世界中のどれだけの人が、富士に憧れ、富士を描き、富士を訪れたか。
(そして富士山ばかりを描いているからといって、北斎を非難する人がいるだろうか?)

十返舎一九の「東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1)」を読んで、江戸の人々は、どれほど旅に憧れ、旅に出て、珍道中を経験したか。
(そして東海道ばかりを書いているからといって、一九を非難する人がいるだろうか?)

芭蕉の「おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)」を読んで、どれだけの人が松嶋や平泉を訪れ、つわものどもの夢の跡を眺めながら、一夜漬けの風流人になり、慣れない俳句をひねったか。
(そして東北・北陸ばかりを書いているからといって、芭蕉を非難する人がいるだろうか?)

深田久弥の「日本百名山」を読んで、どれだけの人が山に興味を抱き、山の面白さに開眼し、山に入っていったか。
(そして、百の山だけを書いているからといって、深田久弥を非難する人は、・・・・・なぜか絶えない。)

しかし問題は、本書自身にあるのではなくて、この本に匹敵する本がまだ出てこないという点にあるのではないか。
田中澄江(花の百名山 (文春文庫 (313‐1)))や岩崎元郎(ぼくの新日本百名山 (朝日文庫 い 63-1))をはじめ、いろんな人が本書に類する本を書いているが、本書には及ばないと思う。
つまり、深田久弥の1人勝ち、対抗馬がいないことに批判される原因があるのではないか。

(この本を非難している暇があったら、深田久弥が選ばなかった素晴らしい山を一山でも多く紹介すれば良いのにと思ってしまう。そういった努力をせずにいるから、本書が絶対的な権威になってしまうのだと思う。)

深田自身、本書が日本の百山リストの決定版であるとは考えてはおらず、叩き台のつもりで書いたのだと思う。
彼もきっと、自分の後を継ぐ人が、続々と出ることを望んでいるはずだ。

この本を叩き台にして山について話をすることは楽しい。
しかし、そのような経験は、これまで、ほとんどなかった。
百名山ハンターのほとんどは、「日本百名山」を読んでないからだ。
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