上位の批判的レビュー
5つ星のうち2.0「記号としての男」しか出てこない三文ポルノ
2021年6月29日に日本でレビュー済み
kindleで全巻購入、ここはホスト狂いの萌の巻。
あいかわらず萌やゆあなどホス狂女性は、しょせん買春客なのに美化されている。
ホスト男性の性の尊厳や人格をカネで蹂躙し、搾取する立場でありながらまるで理解できる不可避のプロセスでそこに至ったがごとく共感的かつ、人間的に描写されてる
一方、男の買春客(デリヘル風俗客)は醜く非人間化されていて、人間的な機微の存在しないモンスターとして嘲笑的憎悪的に描かれている。
そして、はるひや楓など、性を仕事として売らざるを得ないホスト売春男はそこに至る苦悩や被害者性は語られず、「ホス狂女」から金を巻き上げる狡猾さやエゴイズムだけが強調され、ゴブリンからラスボスのごとき程度差はあれど女にとって警戒すべき人生の「罠」として扱われている。
これも雪リナあやなから萌までの売春婦たちが、金目当てのエゴイズムの化け物や地雷ではなく、行動に感情的必然性のある共感対象、さらには愛(ホストへの買春愛)によって仕方なく追い込まれた受動的な被害者として描かれているのとは対照的。
肯定的に描かれている唯一の男「バサやん」は少女漫画的な中性的存在。
家父長制のもたらす女の性の特権化に無自覚にいすわる女性読者に媚びたポルノのような作品。