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5つ星のうち5.0
1
十八時の音楽浴―漆黒のアネット (ガガガ文庫)
形式: 文庫|変更
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2015年10月25日
この作品は日本SFの父海野十三のディストピア小説を翻案したものです。
ちなみに、海外SFにおけるディストピア小説は、概ね極度にイデオロギッシュであったりニューエイジ的であったりするのですが(つまり良い意味でも悪い意味でも大人っぽくて、意識が高い感じなわけですが)、海野十三の『十八時の音楽浴』はそれらと似ているようでその実まったく毛色が違います。
1937年に発表された本書の原作小説『十八時の音楽浴』のあらすじは以下のようなものです。

度重なる戦争で地表世界が壊滅し、人類の第二の住処となった地下世界では独裁者が音楽で国民を洗脳し自由意思を奪っていた……という典型的なディストピア世界に火星人襲来! 500体の美少女アンドロイド集団がこれを迎え撃つ。

本当にこんな話です。
しかしその内容は『HUNTERXHUNTER』よりもエグくて黒い。
海野の原作を読んだ読者諸氏は、カレル・チャペックの『ロボット』における宗教的で崇高なエンディングを徹底的に中二病化させたような衝撃のラストに唖然とさせられることでしょう。是非読みませう!!!
海野十三のこうした作品は、まさしく“日本人が魔改造した中二病SF”に他ならず、我々現代日本のオタクが楽しんでいる良い意味でも悪い意味でも成熟していないネオテニーちっくな“オタク的SF”の原点であるわけです。

ところがこの『十八時の音楽浴―漆黒のアネット』は、話の筋としては海野の原作に極めて忠実であるにも関わらず、私が読みながら邪魔だなあと感じた露骨なエロ描写などを大量に接ぎ木して、テンポを悪くし、原作の「The 中二病」というような衝撃のラストも台無しにしています。
ではなぜ星五つなのかというと。この『漆黒のアネット』は原作と同じところでは終わりません。最終章が衝撃なのです。ヒューマニズムの欠片もない超エンディングという意味では、まさしく海野十三的と申せませしょう。
しかも「もしかして虚淵玄さんこれ参考にしてね?」と勘ぐってしまうほど、2011年に放送された大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』そっくりの展開が待ち受けています。挿絵を見ながら「このシーンまどかでも見たぜ」と呟いてしまいそうなほどです。
『魔法少女まどか☆マギカ』は形而上学・宗教人類学オタクの私も大満足な一品でしたが、本書もそういう意味ではイチオシです。是非読みませう!
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