上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0平次と和葉ファンにはドキドキの1冊
2017年5月14日に日本でレビュー済み
私は名探偵コナンの原作そのものの世界観ももちろん好きです。
ですが、キャラクターでは主人公そっちのけで、
「服部平次」と「遠山和葉」の組み合わせが大好きです。
お互い一緒にいるのが当たり前すぎて、服部平次が遠山和葉への気持ちを自覚後は
(自覚していなくても気持ちは溢れ出ていましたが)、
二人揃って大好きなのに気持ちを伝えられない焦れったい関係。
そんな二人のことを的確に表現している、
一番はじめの見開きページの文章でノックダウンされました。
二人の全てが詰まっているんだと…。
それは読み進めていくと確信に変わりました。
今まで公式ガイド本は何冊か出ていましたが、
その都度主人公の新一&コナン、蘭と比較すると取り扱いが少ないと残念に思っていました。
まぁ、当然なんですけどね。
いえ、全てのキャラにそれなりの愛着あるからいいんですけど。
でも、今回は違います。
ほとんど全てが「服部平次」と「遠山和葉」づくし。
二人の関係性に迫ったことも記述されています。
確かに原作でも服部平次の告白場所探しが続いていて、
映画でも原作を無視する訳にはいかないので、
直接的な言葉が無く大きな発展はありません。
それでもこの本を読んで改めて二人の関係性を好きになってしまうのは、
焦れったい程お互いを想い合っているのが伝わってくること。
言葉が無くてもこの二人ならお互いの気持ちが伝わるんじゃないかという錯覚を覚えますが、
この二人は自分の気持ちに気づいても、自分が好きな人限定で相手の気持ちを察することが
鈍いように感じるので、特に遠山和葉の気持ち側に立つと、
「服部平次、男ならハッキリ言いな!」とツッコミたくなってしまいます。
二人が関わった事件もなかなかに詳しく紹介されているので、
それを乗り越えたたびに二人の絆が深くなっていったのが感じられて、
とても好感が持てます。
赤井さんと安室さんVer.は読んでいないので比較はできませんが、
特定のキャラクター(且つ、主役級の脇役)がクローズアップされて
1冊の本としてまとまるのは、多くの人に愛されているからだと思います。
この本はそんな方々の気持ちを決して裏切らない本だと思います。
細かい設定なんかも書いてあって、新しい発見があります。
本当に細部まで。
「こんなにこだわってアニメは作られているんだ」と感じることができます。
だからきっと原作はもっと細かい設定なんだろうな…・とか想像ですが。
更には、現在公開中のこの二人がメインの映画「から紅の恋歌」も
カラーで魅力が紹介されています。
結構ページとっているようにも感じられますが、
核心には触れていませんので映画を観る前に本を読んでも大丈夫だと思います。
完全なネタバレにはなっていません。
むしろ、今回の映画はたくさんの要素が詰まっていて魅力が多いので、
予めそれなりの予習をしていった方が映画は楽しめるかもしれません。
そういった意味でもオススメです。
今までに二人が登場したアニメの話数と原作の一覧もあり、
二人の軌跡を振り返りたい方の参考文献にもなるかと思います(笑)