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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.3
641
こころ (集英社文庫)
形式: 文庫|変更
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2018年2月5日
他人、そして自分を軽蔑する先生の過去が明らかになっていく物語。
1人ではなく社会で生きるからこそ生じるお金と愛の問題。読み終わった後、何が答えかわからない何とも言えない思いに悩まさせられました。

「しかし腹の底では、世の中で自分が最も信愛しているたった一人の人間すら、自分を理解していないのかと思うと、悲しかったのです。理解させる手段があるのに、理解させる勇気が出せないのだと思うとますます悲しかったのです。私は寂寞でした。どこからも切り離されて世の中にたった一人住んでいるような気のした事もよくありました。」
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ベスト500レビュアー2018年4月15日
1927年7月10日第 1刷
1989年5月16日第 79刷改版
2018年1月15日第133刷
注・・・大野淳一
解説・・・古井由吉
全集は岩波書店が所蔵する直筆原稿(連続百十回)を底本とするが、岩波文庫版は他の文庫と同様既刊分を底本とする。つまり、三部構成(三十六、十八、五十六)。漱石独特の当て字(漢字語)も平仮名に改められているので、平易な通読以上を求めるなら全集に当たるべき。
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2018年1月29日
物語がとてもしっかりしていると思います。人物が物語の中で一人一人生きており、その考えだったり行動原理だったりがしっかりしているので、リアリティがあります。人のエゴと良心との掛け合いと言いますか、人の本質的な部分が出ていると思います。100年以上前の作品なのに現代に通じるものがあると感じました
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2017年6月29日
フアンの多い作者で楽しめる内容です。若いころは一生懸命一晩で読んだものです。
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2013年6月12日
ズート昔に読んだ本が無料で読めるので久しぶりに読んでみました。
なんだか考えさせられる本だった思い出があったのですが、久しぶりに読んでやはり重たいテーマの本だなと再考させられました。
多分、今の時代では、この様な裏切りはそれほど珍しくなくなったのか、ここまで思い込まないのではないかと少し重たい気持ちも
残りました。
逆に、人間が持つ心の問題を重く考えなくなった現在の私たちの生き方が間違っているのか、また、すべてをうつや精神病的な対応で
解決してしまう現在の医学的対応が正しいのかを考えさせる本でした。
この本を読むことにより、自分のこころを考える良い機会になると思います。
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2016年9月26日
言わず知れた名著。「私」と「先生」そして「K」の心の様が麗しくも儚く描かれる。明治、大正の東京の風情を感じながら読んで欲しい。決して派手さはないけれど文章の美しさは読んでいて爽やかな気分になる。
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2016年10月15日
漱石を読んだのは20年以上振り。『こころ』は読んでたつもりで、全部読んだのは初めてだった。
面白かった。高尚でも、感動でもなかった。読んでいて本当に面白かったのだ。ああ、読んで良かった。やはり良い本は面白いものだと、あらためて確信できた。
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2013年4月25日
読み終わって振り返ると、タイトルの意味が分かります。
途中から、結末は想像できるのですが、過程がとても丁寧に描かれていて、独特の言葉遣いも気にならずに読んでしまいます。

夏目漱石の作品は、「吾が輩は猫である」に始まり、3作品目ですが、他の作品にもチャレンジしてみたいです。

漱石の作品を読んでいると、一言一句がとても丁寧に使われていて、今のSNSやメールアプリのような、言葉の使い方が非常に雑なモノに思えて、反省させられます。
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2015年1月31日
たぶん幼少のころに親に半ば無理やり読まされた気はしますが、改めて読んでみるとやはり名作です。サクサク読み進められます。これを読書する機会を与えてくれたKindleと青空文庫に感謝です。
<以下多少のネタバレを含みます>

田舎に残された父と先生の奥さんがその後どうなったかが気になるのは、現代人の悪い癖でしょうね。
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2012年12月30日
中学か高校の頃、授業で読んで、普段本を読むことなんてまず無かった私が、小説っておもしいんだな、と思うきっかけになったお話しです。

夏目漱石の小説は、一文一文が短くて読み進めやすい印象があるのですが、このお話でも、話の展開が次々と進んでいくことも手伝って、引き込まれてどんどん先を読みたくなります。

取り上げているテーマも、人間関係、友情であったり、愛であったり、死であったりと、身近なテーマであり、
本嫌いの方に、文学作品を読むきっかけとして、おすすめできる作品だと思います。
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