Androidアプリストア Amazonファミリー nav_flyout_bookshonya 9000 Amazon MasterCard summer_Bike DVD Blu-ray SW-AD 2018 ファッション Fire 7 ・Fire HD 8 Fire TV 母の日特集2018 コンタクトレンズストア 大型家具・家電おまかせサービス Echo Kindle Amazon MP3 アウトドア・キャンプ用品 ドキュメンタル シーズン5



2017年5月13日
この数年、持ち家にするか、マンションにするか、あるいは賃貸のままでよいか、ずっと考えていました。この本はその問題の解決に一役買ってくれました。レビューワーが決断した結果というのは『賃貸のまま』しばらく行こうというものです。なぜならば、1)このような世の中において物件を<固定>してしまうのはリスクが高い、2)高齢化社会へむけて空き家の購入や賃貸がこの5〜10年でさらに利用しやすくなる、そして、3)モノを所有すると、車でもなんでもそうですが、それを維持管理する費用がバカにならない、ということが、本書から理解できたからです。すなわち、<所有すること>と<所有しないこと>を天秤にかけた場合、10年前とは異なって、現在と将来では後者の方に”利”があることが承知されました。家族にもこの本をベースに他の複数の書籍を読んでもらいました。結果、全員がレビューワーの決断を支持してくれました。本書に主旨に少し触れておきますと、この本は<地域>、もっといえば<日本社会>という大きなフレームから、上記についてのイシューを大局的に論じているのが特徴です。よって、一件単位の不動産物件の購入の方法や手続きなどの具体的な話に関しては以下の著書などを参考にさせていただいたことを最後に付記しておきます:

『「持ち家」という病 不動産と日本人・「これまで」と「これから」の経済学』(井上明義著、PHP研究所)
『買ってはいけない家と土地』(高橋輝著、自由国民社)
『マイホームは買うな! 〜買うなら「お金を稼いでくれる物件」を選びなさい! 』(藤山 勇司著、ぱる出版)
1コメント1件| 58人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
VINEメンバー2017年10月30日
  
 日本社会は、これから人口の急減と超高齢化を迎える訳だが、そうした中にあって、意外と見落とされがちなのが「住宅」や「居住環境」などの問題であろう。本書は、都市計画等を研究されている野澤千絵さん(東洋大学教授)の書き下ろしであるけれども、まず、キーワードとなるのが「住宅過剰社会」という言葉だ。この「住宅過剰社会とは、世帯数を大幅に超えた住宅がすでにあり、空き家が右肩上がりに増えているにもかかわらず、将来世代への深刻な影響を見過ごし、居住地を焼畑的に広げながら、住宅を大量につくり続ける社会のこと」(はじめに)をいう。実際、2013年度段階で、我が国の世帯総数は約5245万世帯なのに対して、既築の住宅は約6063万戸だそうで、既に《住宅ストック>世帯総数》という状態にあるようだ(同前)。

 こうした状況に対して、当書は、まず「負動産」にもなりかねない超高層マンションや賃貸アパート、戸建て住宅の建設ラッシュの現状を俯瞰し、次に、住宅と住環境の「老い」を指摘し、最後に、日本における都市計画・住宅政策の問題点を具体的に明らかにするとともに、「住宅過剰社会」からの脱却を図る7つの方策を提示している。この「住宅過剰社会」を招いた背景には、国の「都市計画規制・建築規制の緩和」という問題もあるわけで、ここが野澤さんの真骨頂といえるところであろう。全国的に「焼畑的都市計画」が横行しており、それがため「これ以上、住宅過剰社会を助長しないよう、長期的な視野から、都市計画・建築の規制緩和のあり方について、真剣に議論すべき時期にきている」(p.62)ことは間違いないだろう。

 戸建て住宅を所有する私としても、真剣にならざるを得ない課題が含まれている著述であるけれども、私が特に着目するのは、住まいや居住者も老いてゆくだけではなく、「公共施設やインフラなど、住宅と密接に関わる住環境自体も老いて崩れてゆく」(p.132)ということだ。この点について、野澤さんは宮脇淳・北海道大学公共政策大学院長の考えなども援用し、「増分主義(インクリメンタリズム)」から「減分主義(ディクリメンタリズム)」、「満足化の追求(満足化原理)」から「最適化の追求(最適化原理)」への転換を訴えている。このことは、表現が厳しいかもしれないが、自治体にとっての「撤退戦」と言って良いかもしれない。事実、血の滲むような思いでそれに取り組んでいるのが「縮小ニッポンの未来図」とも称されている北海道夕張市であろう。

 故に、「公共施設の再編・再生と都市計画・住宅政策が連携していくことが、まちづくりにとって極めて重要」(p.144)であり、「住宅過剰社会においては、「開発規制の緩さ」が必要なのではなく、まちのまとまりを形成・維持できるような「立地誘導」こそが、必要不可欠」(p.166)なのは言うまでもないだろう。私自身は、「まちづくり」のコンセプトとして「コンパクト+ネットワーク」の形成、といったものにも惹かれるが、最後に、本書第4章では、「住宅過剰社会から脱却するための7つの方策」が示されている。これらについては、当書を葦編三絶してもらいたいと願う次第である。そして何より大事なポイントは、野澤さんが後序に書き記している子どもさんとのやりとりにもあるごとく、「将来世代にツケを残さない」ということだ。
0コメント| 13人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
ベスト500レビュアー2017年9月2日
この船橋に引っ越してきた当時、周りは長閑な田園風景だったが、この20年で畑は全て宅地化され一戸建て住宅が建った。そして道路は整備されスーパーを始めとして生活基盤が充実し、駅周辺は賃貸マンションが並ぶ。日本全国どこへ行っても同じような光景で開発が進む。その一方で高齢化と共に確実に空き家が増えている。この両極端な現象が同時進行している。
親が亡くなった場合の実家をどうするか。売却したくても買手が付かない。結局は二束三文で買い叩かれるという。では賃貸として利用すればどうか、これも厳しい。最低でもリフォームして新築同様にしないと無理のようだ。そんな予算など無い。売却も賃貸も難しく空き家として放置すればやがて朽ち果ててゆき資産価値は無くなる。処分(解体)するにも費用が掛かる。
こうなると最初から相続放棄して手放した方が楽ではないかという考えに落ち着く。だがこれもそう簡単ではない。この場合は相続財産管理人を新たに選任して始めて実家と縁が切れる。つまり放棄しても法的な管理責任は免れない。しかもこの相続財産管理人にも選任費用を払わねばならず、これに数十万円を要する。これなら安値覚悟で売却するか、或いは空き家のまま延々と固定資産税を払い続けるのか何とも先が見えない。

【雑感】
家は持たずに賃貸の方が良いのか、これも何とも解らない。個人のライフスタイルにより考え方は異なる。持ち家派はローンの捉え方である。必ずしも将来に渡り安定した収入が得られるとは限らない。また災害を被る危険性も避けられない。だが彼らはこれらリスクを全て受け入れる。対して賃貸派はその時の状況や収入に応じて引っ越せば良い。これは楽に見える。だがそのツケは老後に来る。果たして低収入となっても賃貸に頼るのか。
若い頃ならまだしも高齢となって生活が困窮する中での賃貸は避けたい。年金を家賃に充てる訳にはいかない。結局は家賃の為に死ぬまで低収入を得る為に働き続けるのではないか。これは虚しい。平均寿命は伸びてゆく。独り暮らしも増える。希に低収入で賃貸できたとしても不便で劣悪な環境となる可能性は極めて高い。そうでなくとも何かを犠牲にして忍耐を強いられる。そんな耐乏生活に支配されたくはない。
0コメント| 26人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年1月3日
専門家でない人にも読みやすくまとめていて分かりやすい。手遅れになる前にたくさんの人に今読まれて、日本の未来をを変えるきっかけになって欲しい。
0コメント| 8人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年8月16日
自分にとって、住居の持つ意味と価値をよく考えてから行動しないと、資産として無理して買うと、人生が崩壊する危険もある。
0コメント| 6人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年7月1日
地道に真面目に考えられるか?
その恐ろしい未来。
将来世代にツケを残すのは間違いない!
0コメント| 4人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年6月21日
日本の直面する(している)、維持できないほどの都市インフラ膨張の現状と原因に着手した一冊。
都市発展でみれば、街道文化の日本が宿場町ごとに都市拡張したら結果的に繋がって人や住まいが散らばってしまったというのが、今の事態に繋がったということですね。

本書で触れられていなかったのでこちらにて、土地所有者や物件所有者側の問題を書き込みます。地方都市で都市の田舎の境界の者です。
すでに25年以上前から『借金して賃貸物件を建てる、借金を相続し賃貸収入でそれを返済し生活するモデル』が確立してました。借金して相続税を打ち消しても未来の収入予定があるので平気なわけです。

その先で起きたのは、借金が無くなったときの相続問題。都市部にある杉林や森、林地などは宅地課税されるため、相続税を払うため手放す事例が地方都市で散見されます。森を開拓するのは最近では重機が充実したため(コマツのガラパゴスなど)容易となり、(資金さえあれば)あっという間に宅地に転用されます。森や林などを共有財産とみて支える方たちが居れば良いのですが、居なければ手放すしかありません。

日本の土地法令は、「保安林や保水林以外の森は、(許可さえとれれば)開発して良いよ」という発展拡大の流れです。森を自力で開拓して、畑や宅地に変えることを推奨したのでしょうね。焼き畑的開発は住宅だけでなく太陽光発電でも起きました。少し前から減りましたがまだまだ大型案件は起きてます。その太陽光発電では、送り出し電圧の問題が50KVA以下の契約で起きており、電力会社の手を煩わせてます。
そもそも杉林の殆どは、子どもたちの世代で現金化するための土地運用です。手入れも行き届かなくて価値の低い杉林が、太陽光発電に転換され換金される流れもあるのです。

次の世代の資産と成りうる、風光明媚を切り売りする愚かさはアレックス・カーの「犬と鬼」でも触れられてます。
江戸時代に完全循環社会(ゼロ・エミッション)を造りだした日本が、持続不可能社会を造ってしまったあたりに皮肉を感じますが、ボヤいて問題共有し解決に向かう場所が無い(判りにくい)のが問題です。
0コメント| 10人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年5月28日
本当は一購入希望者として新築物件の問題点を知ろうと買いましたが、住宅政策にまつわる政治、行政の問題点が良く分かりました。
0コメント| 2人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年2月12日
「こんな街に家を買ってはいけない」という本と同時に購入しました。同じような分析と内容ですがこちらは著者が学者さんなので数値や分析がてんこ盛りです。とちらにしてもこうしたらいいという提案は当然ないので最後は状況を判断して投資するのは自分の問題です。
0コメント| 11人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2017年1月19日
今世紀初頭、改革と称して規制を撤廃することが正義のように言われた時期がありましたが、その正体が結局はレベルの低い利益誘導だったこと。かつて不完全ながらも機能していた日本の都市計画が、現在、かなり悲惨な状況にまで破壊されていること。人口が減っているのに止まらない宅地開発やタワーマンション建設と、自治体同士の虚しい人間奪い合い。個人や会社、政治家単位でなく、日本全体が考えるべきテーマを都市計画の面から分かりやすく説明しています。これまで疑問に思っていた田んぼの中のアパート、なるほど良く分かりました。
0コメント| 9人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告