Androidアプリストア クリスマスおもちゃ特集 クリスマスに贈りたい本 SOS1216 Amazon MasterCard nav_flyout_biss ファッション Fire 7 ・Fire HD 8 Fire TV おせち特集2018 大掃除特集 DIY・ガーデニング 大掃除特集 Echo Kindle Amazon MP3 ウィンター HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン4

カスタマーレビュー

5つ星のうち3.3
4
文学の読み方 (星海社新書)
形式: 新書|変更
価格:¥950+ Amazonプライムなら、お急ぎ便が無料

2017年3月25日
 「文学とは何か」という陳腐な題が本書に相応しい程、本格的な文学理論書になっています。人の心を描く、ありのままの現実を描く、という自然主義文学の矛盾した考えから出発した日本文学に対し、やはり「文学とは」という問いが建て得ると言ったのは芥川龍之介でした。本書はその芥川の文学観を持つ現代の多くの読者と、芥川の名を冠した芥川賞選考委員の文学に対する受け止めが異なるという点を出発点にしています。その起源を、近代日本文学の根幹にかかわる日本的リアリズムにあるという柄谷の議論や、マンガアニメ的リアリズムの大塚、ゲーム的リアリズムの東まで追っていき、要するに文学らしさとは全ては「あたかも~のように思わせる」という錯覚だと著者は言います。
 そう言ってしまえば、何でも文学になり得てしまうのではないか。ラノベやメフィスト系、なろう小説など、本当だったら純文学から見向きもされないジャンルを純文学と同列に扱い得るのではないかという疑問が起こります。
 それに著者は、文学とは人の心を描く、ありのままの現実を描く、という錯覚の共有をあらゆる作戦で維持していることによってその空間のみで成立するものだと、取り敢えずの結論を提示しています。綿谷、金原のW受賞、又吉の大ヒットなど、選考に不正があったのではと思わせる出来事は、選考委員が文学の錯覚を自覚し、作為不作為問わず維持しようとする積み重ねだと言わんばかりです。
 しかし、文学には本質は無いとしても、美術をはじめとするあらゆる表現行為に超越性を志向する態度があることは自明ではないかと言えます。それを著者も最後にフロイトの宗教(超越性)に対する態度を、本質を志向した芥川と重ねており、本書の結論の不十分さを半ば認めて本書は終わっています。
0コメント| 1人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2016年11月10日
文学とは何か。
この深淵にして、どうでもいいような問いに、著者は真正面から立ち向かう。
村上春樹という人気作家を冒頭に持ってきて、読者の興味をひきつつ、坪内逍遥、二葉亭四迷の口語文学の誕生にまでさかのぼる。
そこで「文学」とは権威主義によってかたちづくられた実態のない錯覚の産物であることを暴いていく。
こう書くと、よくあるアンチ文学の書のようにも見えるが、そうではない。
錯覚でありながら、錯覚を認めようというポジティブな宣言が最後に待っている。
良い本だよ。
0コメント| 4人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2016年10月11日
 メディア論的に文学を論じるスタイルは、最近の流行りであるが、本書は、その流れに沿ったものである。
 素材は、日本の近代文学なのだが、その記述の内容に新味はなく、どこかで聞いたことがるような話ばかりであり、
この分野に関心のある向きは、わざわざ手に取る必要はないだろう。平明な記述がなされているので、この分野の入門書しては役に立つだろう。
0コメント| 9人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告
2016年10月31日
著者がこの本を「ある見方によって作られたストーリー」と語っていますが、

文学という言葉自体が曖昧であるので、好きなようにストーリーを組み立てられます。

文学とは、①心を描くもの ②現実を描くもの という定義を軸にして進められますが、

かなり早い段階から その定義は当てはまらない と思います。

自身の好むストーリーに沿って、都合よく書かれているように思えます。
0コメント| 5人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? 違反を報告


カスタマーサービスが必要ですか?こちらをクリック