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2013年10月25日
この本では不正採点の疑惑も、各国ぐるみの政治的軋轢も、他選手とのしがらみも、一切描写されていません。

ただただ浅田選手の足跡を事実に基づいて追っています。
そしてその事実の重み、真実が持つ圧倒的な重みが読む人の胸に迫ります。

バンクーバー五輪からの3年間という濃密すぎる時間のすべてで、一途にスケートを愛した少女。

どのような苦しみの渦中にいようと浅田選手が決して逃げず、苦しむ姿をさらし続けて戦ってきたという事実が、圧倒的な感動で心を激しく揺さぶります。

ローリー・ニコルさんのほとんど崇敬にも近いような祈りをこめた浅田評。タチアナ・タラソワさんの芸術大国の第一人者としての誇りをこめた浅田への期待。

バンクーバー五輪銀メダリスト、ジャンプの天才の浅田をして「まだ埋もれている可能性がある」と断言なさった名伯楽の佐藤信夫氏の耐えに耐え続けたコーチ法。

お姉さんの舞さんと、お父様との協力体制。そしてお母様との別れにあたり、不退転の決意で「いつも通り」を貫いた浅田選手の精神力。

この人は見た目こそ若く美しいお嬢さんですが、魂は不屈の戦士です。

さまざまな逆風の中にあっても心に消えない火を灯し、己の信念を貫いてスケートへの愛だけで、前人未到の美しさと、強さと、正しさを体現している。

浅田選手の滑りは特別です。見る人を別の世界に連れ去って長く覚めない夢を見せる。

スポーツと芸術の融合という人類究極の目標をこれほどに高いレベルで合致させ、「理想のスケーター」に至ろうとしていることにある意味で畏怖させられてしまいそうな、これから最後の現役シーズン、いったいどこまでの高みを目指すのか・・・。

ファンならばきっと知りたがるであろうさまざまなほっとできる話題から、なるほどとうなずけるスケート理論、さまざまな訓練方法、気分転換、そして浅田真央というたぐいまれな個人の魅力が満載です。

後書きで書き手の誠実さと真摯な謝辞に心を打たれ、本文中、幾度も涙をふきました。

美しいカラー写真とプログラム一覧表、そして浅田選手からのメッセージ。

吉田順さんという書き手を得て、ソチ五輪直前にこの本が出たことも、浅田選手には追い風になると思いました。

真央ちゃん、がんばれ、と「その瞬間」を共に応援できることを無常の幸せと感じます。

素晴らしい一冊だと思います。
1コメント1件| 411人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2013年10月31日
感情論ではなく、事実を一つづつ並べて書かれた素敵な本です。
ライトなファンの方にも判り易く、詳しいファンには書かれている事実から
想像できる事柄に涙、涙です。

写真も程良くあり、インターネットを活用しない方達には見た事の無い
写真も多いのではないかと思います。
ローリーの家に招待された時の写真などは、真央ちゃんHPに載っていた
ものです。ローリーの心遣いがよく判る好きな写真です。
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2013年10月26日
「さらなる高みへ」「浅田真央 Book for Charity」に続く、吉田順氏の書籍第 3 弾です。
前 二 作がとても良かったため、続編を心待ちにしていました。
本書はバンクーバー五輪の終了後から、2013 年カナダワールドまでの軌跡が丁寧且つ真摯に綴られています。

一つの節目の五輪が終了し、浅田選手の新しいコーチに佐藤信夫先生が決まったこと。
新コーチとのジャンプ、スケーティング技術の一からの見直し。
それは想像以上に困 難で険しく長い道のりだったこと。またなかなか結果が表れずに、挫けそうになったこと。
そんな中での最愛のお母様との別 れ。
一度はスケートの楽しさを忘れかけて「スケートをやめようか」とまで思った浅田選手が、再びスケートの楽しさを取り戻して
駆け上がっていく様が鮮明に綴られています。

自分は最初に目次のタイトルを見ただけで、今までの軌跡が甦り涙が溢れてしまいました。
どれほど調子が悪くても休むことなく試合に出続けた2010〜2011 年シーズンは、見ているこちら側も辛くなってしまうことが
しばしばありました。
FS「愛の夢」を持ち越して挑んだ2011〜2012 年シーズンは、ようやく少しずつ安定してきて3 年ぶりのGPF進出決定!
あのときインターネットニュースで飛び込んできた「真央ファイナル欠場 緊急帰国」のニュースを見たときの衝撃は、
今でもはっきりと覚えています。「真央ちゃんは大丈夫なんだろうか…私たちファンに出来ることは何だろう」と、酷く動揺しました。
ですがそんな出来事があったというのに、さほど日にちが経たない内に全 日本出場を表明した彼女の強さにとても心を打たれました。
この出来事があったとき、何があっても今まで以上に全力で応援して行こう!と心に決めたことをよく覚えています。

本書を読むと、あのときはこういうことがあったのか、それが原因だったんだ…というような、関係者でしか知り得ないような
エピソードが多々収録されており、本当にフィギュアは繊細でハードなスポーツなんだなということを思い知らされます。
浅田選手自身が「振り返ってみると、この3 年間は人生で一番厳しい時期でした」と発言しているように、
本当に厳しくて様々なことがあった3 年間だったことでしょう。
信夫先生、久美子先生との絆や、ご家族との絆。また周囲でサポートしてくれている沢山の方々との触れ合いで
浅田選手がここまで来れたことが実感でき、本当に嬉しく思いました。
一つだけ笑ったエピソードが…メリーポピンズの振付に、あの男子選手が関 与していたこと!
これは知らなかった…思わず笑ってしまいました(笑)

2013 年カナダワールドが終了した直後に、信夫先生は「残る課題は、あと三 つだけ」と発言しています。
そして2013 年9 月に著者がインタビューした際に、「最後の技術的な課題の修正は終わった」と浅田選手は発言しています。
これは浅田選手が、それらの全ての課題を克 服したということ。
その片鱗は、先日のJOで明らかになりました。
今季FSお披露目を初めて観たとき、これは完成したらとんでもないプログラムになるなと確信しました。
至上最高難 度のプログラムの完成形は、ソチの舞台で観れると信じています。

なお巻末では、集大成の演技を終えたときの瞬間の光景について、浅田選手が語っています。
その瞬間を目指して全力で駆け抜けていく浅田選手を、最後まで全力で応援していきます!
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2013年10月28日
いつもテレビではにこにこと愛想が良く、どんなに失礼な質問にも誠実に受け答えをする姿。一切の言い訳をせず「がんばります」と凛とした姿を見せていた浅田真央さん。私たちの知らないところでどれだけの苦悩と戦ってきたのか、この選手の本当のすごさが分かる本です。涙なしには読めませんでした。え?あのときケガしてたの?体調悪かったの?こんな風に思っていたなんて・・・・!と驚かされることばかり。「なんて強い人なんだろう」が一番の感想です。
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2013年11月22日
前回五輪以降、13年9月までの浅田真央選手の試合、練習、プライベートの様子をドキュメントしたものです。
著者も決して過剰に感情移入する事無く、(実際はあったでしょうが)その様子を淡々と伝える書き方ですが、
その分、当事者達の心の内面に、読者の方が思い巡らせられるような著書だと思います。
表向きマスコミの煽りとは裏腹な、疑惑だらけのフィギュア界に疑問を持っている者としては、
浅田選手のここまでの道程が、並大抵ではない事が、文章の端々に読み取れ、各章ごとに思わずこみ上げるものを押さえきれません。
一見華やかな競技ですが、多くの人にとって然程身近でないフィギュアスケートの練習や体力面など、意外に激しい運動能力を求められるのだ、と言う事も興味深く読めました。
人は誰しも「こうありたい」と願っても、自分自身や周囲の環境に負けてしまい、思い通りに行かない、それでも、その理想を体現しているかのような浅田選手を、心底応援したくなる世界中のファンの気持ちが理解、納得出来る一冊です。
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2013年11月23日
書店でうっかり立ち読みして涙が止まらなくなり困りました。
乗客全員が降りても立ち上がることができず機内で泣いていたという真央さん。
でも一度リンクに上がると弱音も吐かず、言い訳もせず、只々更なる高みを目指して前だけを向いて努力し続ける真央さんに頭が下がります。
本当に今季限りで引退なのでしょうか。私には自らに追い打ちをかけるためと熱狂的ファンを「だから黙って見守ってね」と優しく制しているように感じます。成熟した真央選手の演技を見てみたいし、このような人がもうフィギュアの第一線からいなくなるのは本当に勿体無い!
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2013年12月10日
ずっと応援している選手なので購入後は直ぐに読み切りました。短時間の練習の中でいかにキツいトレーニングを行い、それによって生み出される効果…といった日々の練習内容も記されていて、良い意味でただ感動的な内容ばかりでなく、こういったトレーニングの内容にも触れており、集中力や持久力を強化するために「なるほどこういう練習内容もあるのか」と参考になった。この本の中に書かれている浅田選手の言葉がソチでそのまま実現する事を祈ってます!
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2013年12月9日
浅田真央選手という人を知れば知るほど、何を信じたら良いのか迷う世の中で暗闇の中の一筋の光を見ているような気持ちになります。

浅田選手のスケートが本当に大好きで、演技を見ると心が満たされます。

浅田選手が辛く苦しい時を過ごしたときの記述には涙がこらえきれませんでした。

唯一無二の素晴らしい選手と同じ時代を生きることが出来、浅田選手にも、浅田選手を支える人々にも、感謝せずにはいられません。

素晴らしい一冊でした。
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2013年10月31日
 浅田真央選手のバンクーバーからこれまでの「生みの苦しみ」の三年間が綴られている。淡々とした筆致ながら、浅田選手と浅田選手を支える方々
(コーチや、振付師の先生、トレーナーの先生、バレエの先生、マネージャーの方やご家族など)の深い思いがにじみ出てくるような本である。

 ここ数年の浅田選手の演技には、順位や点数をこえて、心動かされたり涙することが多かったが、それはこの本で描かれたような(おそらくはこれ以上の)
苦悩や苦労、過酷な経験と、そんな渦中にいる浅田選手を見守り支え続けた周囲の方々の思いを、浅田選手が真摯に受け止め続けて、
苦しくとも滑り続けてきたらからではないかと思った。浅田選手の昨今の演技は、単なる勝負をこえたもっと深いものを我々に届けてくれている。

 さて、JOの演技などから、その片鱗が見え始めているが、この「生みの苦しみ」の三年を経た浅田選手は「その瞬間」への準備ができたようである。
「その瞬間」が具体的にどういうものかというのは、本書内の浅田選手自身の言葉に任せるとして、我々フィギュアファンは、
「その瞬間」に立ち会えるであろう僥倖に感謝するばかりである。

 それにしても、出会うべくして出会った師弟関係はうるわしく、家族はやはり特別で、母の愛は凄い…

 
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2013年12月16日
佐藤先生に就かれて進化した真央ちゃん
天才と言う言葉は努力する人の為にあると・・・
本当にその通りだと思います。
これだけ周りの人に愛されて天才と言われながら努力もし続ける真央ちゃん素敵です。
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