上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0嵐の前の静けさといった小休止のような第七巻
2022年8月16日に日本でレビュー済み
元寇マンガの第七巻。
嵐の前の静けさといった小休止のような印象の今巻。
白石の裏切りが致命傷になるかと思いきや、奇襲を手引きしたことが裏目に出た形で蒙古軍は大損害の挙げ句に撤退。朽井迅三郎と白石の決着はとても力が入っていましたが、ここはここまでの流人仲間の関係性や各人の個性を描き込んでいた方がもっと効果的だったかも。
そして、一巻に登場したきりだった義経流の異人剣士が再登場。作者は忘れてなかったのね……。
ヒロインの輝日姫は一巻の神秘性や二面性はどこへやら、すっかり小娘化してコント要員扱いです。なんでこうなった。そんな姫の護衛役として一巻からずっと(モブ並みの扱いで)登場していた鹿乃は侵入者にいち早く気づき、戦闘力がかなり高かったということが七巻にして判明。この人、序盤で輝日姫がさらわれかけた頃はどこで何をやっていたの……。
亀卜の結果が凶兆過ぎて長老がショック死するわ、島中の野生動物が行き場を失ってパニック状態になるわという過剰演出で、物語は怒涛の決戦へ向かうのであります。