上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0面白いが疲れる
2023年10月9日に日本でレビュー済み
対馬編を読破した感想です。
ネタばれあり。もともと時代考証に全く興味がなく、ゴジラVSキングギドラとか大好きな口なので設定ガバガバかどうかは知りません。物語として見た時の感想になります。
疲れているときに一気読みすると余計疲れます。
そういう漫画を読んで現実を知った気になりたいときにはお勧めかもしれませぬが、しかし、いまいちそちらにも振り切っていない。史実がブレーキを少しだけかけた感じで、悲惨なのに徹底して突き放した感じのしないおち方であり、どうにもバランスが悪く感じました。お亡くなりになった方々の死にざまが徹底して描かれるのに対し、主要人物と一部を除き最後唐突にわいた生存者たちがどのように虐殺をやり過したのか(子供らはともかく)あまりよくわからないのがその原因の一端であるような気がします。少なくとも創作のサブキャラはもうちょいなんとかしてあげた方が生存者の存在に説得力が出たのでは?(せっかくあとがきで住民全滅説を否定さているのだから、その未来をもう少し漫画で見えやすくする掘り下げ方があった気がします)
またサブキャラの片づけ方がだいたいそこそこやっつけなので、キャラをとっかかりにするタイプの人には全くお勧めできません。
後半単調で、史実の後追いで精いっぱいでかみ砕けていないようでもあります。どうせあの方登場の時点でほぼほぼファンタジーなのだから物語の運びとしてはシリアス偏重でなくともよかったかなと思いました。また内通者に気づいているような前ふりをかまされているのに、ほぼほぼ無警戒で応対するなど、前ふりをかました人物がバカに見えてしまうような演出もあって、ここら辺はちょっと?でした。
全体としてはザクザク読めて悪くはないが突出したところもない、そんな漫画でした。