上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0男の私も面白く読めました!
2023年7月30日に日本でレビュー済み
私は書籍関係の仕事をしています。本作は2023年夏にアニメ化される話題の作品ということで、読んでみました。
時代としては明治終わり頃から大正期の日本のような世界に、異能というファンタジー要素を持ち込んでいます。簡単に言えば、鬼滅における鬼のような魔物と戦うための能力を異能と呼んでいます。
主人公の美世は、異能を持つ一家に生まれますが、シンデレラのような立場です。追い出されるように、異能を持つ名門一族の跡取りである清霞と婚約するのですが、清霞は気難しく、多くの婚約者を追い出してきた変人。
しかし、男性でありながら、目のやり場に困るほど美しい。美世に優しく接してくれる家政婦のゆり江は、清霞は優しい人だと言う。
最初、清霞は、美世より前にこの家に来た多くの婚約者達と同じように、美世がこの家の財産、名誉が目的の浅ましい女と疑っており、冷たい態度だった。しかし、ゆり江から、美世が、今までの婚約者達と違うと聞き、心を開き始める、と言う感じです。
美世は、純粋で優しく控えめ。
自分のような異能もない女に価値などないと思っている。
清霞は、異能の名門一家の娘なのに、質素な服を着て、控えめで進んで家事をする美世こそ、自分の求めていた女性と気がつく。
なのですが、清霞は最初に美世が作った食事に毒が入っているのでは?と疑った後には、疑ったことを後悔して、美世にすごく優しくなります。そして、名門の異能一家の跡取りの妻に相応しい美しい女性にしようとします。美世も清霞の優しさに触れ、この家にずっといたい、清霞と結ばれたいと思うようになります。
しかし、美世の実家が原因である事件が起きる、
男性から見ると、確かに美世のような控えめな女性は守ってあげたいと思いますね。
そう思う清霞の気持ちはよくわかります。そして、頭脳明晰、飛び抜けた異能の持ち主であるスーパーマンの清霞が、美世のことを想い、あれこれ悩み、考えるところが、凄く可愛らしいと思います。笑。
あ、こんな清霞の姿は女性にはたまらないだろうなと。
そんな2人それぞれの心情がはっきりと伝わるように書かれており、実によくできていると思います。
おススメします!