上位の批判的レビュー
5つ星のうち1.0不満
2021年8月17日に日本でレビュー済み
ガス室のミッションでザックがレイにどうすればいいか訊ねたり、レイがザックに相談してもいいか訊ねてザックが当然のように応えるシーンは、やはりファンブックに書かれていたレイのザックに対する印象「乱暴。だけど話を聞いてくれようとする」に繋がる大事な部分でした。
あの時、相談してもいいんだ、話を聞いてもらってもいいんだと気付き対話したからこそ、「ただ、あなたに聞くの。――ザックはいいの?」と対話する意思をレイ自身の言葉で示す事ができたのです。
ギミックの会話は全てカットされていますので、ストーリー上で対話ができるチャンスはガス室のミッションだけのはず。
それなのに相談(対話)の部分を跡形もなく消してしまっています。
アレンジが上手ではないですね。
真田先生自身が手掛けた朗読劇バージョンは本当に素晴らしかったです。
シーンを短くするにしてもミッションを変えるにしても、ちゃんと原作そのままの空気を感じることができました。
掘り下げ方もとても自然で。
ストーリーの流れ、全体像をしっかり見据えていて、描くべきものと描きたいものが一致しているのでしょう。
アレンジというのはこういうことなのです。
名束さんは漫画家になったからにはいずれはオリジナルも描かれる事でしょう。
オリジナルの描き方を、ストーリーの流れの描き方を、もっと勉強していただきたい。そして次に繋げていただきたい。