上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0流れるような内容構成。一般読者から研究者まで広く対応する『老子』の解読書。「注釈」が解説風で読みやすい
2018年1月1日に日本でレビュー済み
この本は、最初に現代語訳が来ており、それで満足な読者はそこで止めてもよく、書き下し文まで確認したい、白文も、という方はそこまで進めばよい。特筆すべきは、「注釈」が普通の「注」と違って、活字も大きく、通常の解説文の気分で読めるということだ。内容はアカデミックで、《韻》まで解説してあるのだが、他書では感じる《「注」のわずらわしさ》が少しも感じられない。この気分は最高だ。読者は、自分の必要に応じて本書を読めばよい。まさに、流れるような内容構成といえる。『論語』や『孟子』なども、この方式で構成されたものを読んでみたくなる。