カスタマーレビュー

2011年8月23日に日本でレビュー済み
魔法のことば。
活字という媒体において漢字を日本語を繊細に選んで一番自分の思いに近いものを表現した星野道夫。
そんな彼が講演した内容、つまり「話した」ことば…。
数々の著作の中に息づく、ある一定の、あの空気感を感じるのか何を感じるのか。
ドキドキしながらページを繰っていく。
私の中で、他の著作で浮かぶ彼の顔は、厳しくまた優しさを内包したアラスカの自然を見つめる真剣な顔だけれど、
動物たちがふと見せた平和な瞬間を見つめたときに浮かべたであろう微笑だけれど、
この本は違っていた。
それは自分をアラスカへ駆り立てた信念に近い何かを、照れながら、緊張しながら嬉しそうに話す彼だった。
もちろん、私は自分自身、本人にお会いしたことはないし本や雑誌の中でしか知らない。
でも、なんなのだろう、この親近感を持たせる、ことばを読むものに抱かせる大きな愛は。
ことばは受け取る人によってそのものが変化する。
でも、それが「魔法のことば」なら間違いなく、本質は伝わる。
周りに対する感謝と愛情、深い眼差しと真剣さを込めたこのことばの数々。

少し読んで、この本に決めた。
初めて星野道夫に触れるなら、この本をプレゼントしよう。
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