カスタマーレビュー

2007年9月30日に日本でレビュー済み
 鎌倉時代末期,御所様(後深草院)の後宮に女房として入った「二条」。
 二条は,御所様の子供を生み,あるいは御所様の要望に従って,御所様が他の女と逢う手引きをする。その一方,西園寺実兼とも不倫し,その子を産む(子供は,世間には死産ということにして,実兼の子として育てられる)。
 また,御所様の指示もあって,摂政太政大臣藤原兼平,仁和寺の阿闇梨(二条は,後,阿闇梨の子を2人産む),亀山院(後深草院の弟)とも関係を持つ。御所様は,二条が兼平と関係を持った翌日,機嫌よく二条を抱いた。また,亀山院も,「私は以前から 私の女房のうちだれでも 兄君のお気に召す者が おれば いつでもと 約束しているでは ありませんか」と言う。何とも淫靡・放埓な関係である。
 にしても……後深草院と亀山院は,持明院統と大覚寺統の両統迭立の出発点になった歴史的人物。その二人が,二条を含む女房を互いに交換して抱いていたとは……。
 こんなおどろおどろしい話も,いがらしゆみこのマンガで読めば,そう汚い感じがしないのは不思議。これが,森園みるく辺りが描いたらどうなっただろう。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち3.7
星5つ中の3.7
15 件のグローバル評価