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2019年9月3日に日本でレビュー済み
 本作品は吾妻ひでお氏による、言わずと知れた「失踪日記」の続編である。前作の出版が2005年で本作品が2013年だから8年あいている。この間の様子は作者による一連の「絵日記」シリーズなどからもわかる。そこで描かれたような一応の「平穏」がどのようにしてもたらされたかが「前作」と「本作」を合わせてよく理解できる。しかし本作品は決して「実録依存症治療」ではない。これはあくまでも作者というフィルターを通して整えられ昇華された表現である。
 筆者が作者の作品に接するのは子供の頃に読んだチャンピオン連載の「ふたりと五人」「チョッキン」からであった。このように振り返ると作者とどう時代にあることの幸運に感謝せずにおれない。
 それにしても「チョッキン」で主人公が自分の腸を引きずり出してすき焼きにして食べた挙句に「落ち」でホルマリン漬けの標本になってしまう回を読んだ記憶があるのだが、その後復刻版などでも目にしない。他の作品と混同しているのだろうか?
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