カスタマーレビュー

2021年7月8日に日本でレビュー済み
偶々Amazonのお勧めに上がっていて、しかも恐ろしいくらいのレビュー数だったので
俄然興味がわいて手に取った。しかし評価がやや極端だったので、これはもしや一部で流行りの
アンフェアぎりぎり、荒唐無稽なストーリーラインか!?と少々身構えてしまった。

しかし読み終わってみれば最後に明かされる真実に仰天すると同時に、警戒しながら読み始めた
にもかかわらず、最初のページを開いたその瞬間から作者の掌の上で転がされていたと気づき
呆然と空を見つめてしまった(笑)読者が当たり前と認識する先入観を利用した見事なトリック
だった。このような手法は某大ミステリー作家のあの有名すぎる作品を想起させたが、さらに
独自のアレンジが施され、丹念に練りこまれているように思う。

サイコスリラーとしては、常に正気と狂気の境目を登場人物たちとともに綱渡りするが
ごとき緊張感で、内臓に張り巡らされている神経がピリピリ波打つような感覚に襲われた。
一体誰が嘘をつき、誰が真実を語っているのか疑心暗鬼になり、ついには誰も信じられなくなる。
つくづく怖い話であったが、読後感は不思議と悪くない。そういう意味でも薄気味悪い、得体の
知れない作品だった。しかし満足感は大きい。
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商品の詳細

5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
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