カスタマーレビュー

ベスト100レビュアー
2015年12月5日に日本でレビュー済み
 星野之宣さんが、歴史上の有名な女性、伝説、神話、物語で有名な女性、をテーマにした初期の連作、中、短編集「妖女伝説」が、
 大判で、しかも、「日高川」、「月夢」は雑誌掲載時のカラー・ページを再現し、復刊されました。
 収録作品、初出誌は、以下の通りです。   1:月夢(ヤングジャンプ 1979年5号)  2:ローレライの歌(ヤングジャンプ 1979年1号)
 3:メドゥサの首(ヤングジャンプ 1979年7号)  4:日高川(ヤングジャンプ 1980年13号)  5:カーミラの永い眠り(ヤングジャンプ 1979年3号)
 6:挽歌(ヤングジャンプ1979年9号)  7:歴史は夜つくられる(ビックコミック 1988年 8/23増刊号)
 8:ボルジア家の毒薬(月刊ベアーズクラブ 1988年8、9月号 1989年6月号)
 以下少し感想を!!ネタバレがありますから、未読の人は、注意して下さい!!
 1:800年生きていたといわれている八百比丘尼を取材に来た雑誌記者、一方、日本人宇宙飛行士を乗せたアポロ20号が、月面に着陸し・・・・。
 かぐや姫伝説を下敷きにこの2人が結びつきます。しかし、永遠の生命とは・・・・・・。
 2:ローレライ伝説を信じる一人の少年、期待を裏切った女性は・・・・・・。最後に少年の正体が!!
 3:ギリシャ神話のメドゥサを下敷きにしています。最後のシーンはゾッとします!!
 4:人形浄瑠璃で清姫を操る安彦、しかし、師匠は操演が気に入らず、娘、清子との交際を禁じます。
 安珍と清姫伝説を下敷きにしています。こう考えると、最後のシーンはよく理解できると思います。
 5:シェリダン・レ・ファニュの「カーミラ」を下敷きにしています。果たして、吸血鬼は・・・・・。
 6:雪女を下敷きに作られています。
 7:歴史上の大惨事、タイタニック号の遭難を描いています。しかし、衝突した氷山の由来は、星野さんの空想?
 しかも、3人の歴史上重要な人物が乗り合わせていたなんて、面白いです!!
 8:ボルジア家の毒薬、カンタレラと言われていて、ヒ素ではないかと言われていますが、星野さんは恐ろしい毒薬を考え出しました。
 しかも、ダ・ヴィンチまで出てきます!これも面白いです!!
 いずれの物語も、新解釈でよく練り上げられていて、最後のツイストが綺麗に決まっています。
 私の好みは、7、8、4、1、かな!!?
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
20 件のグローバル評価