カスタマーレビュー

2012年10月6日に日本でレビュー済み
待望の三巻であります。
「二つ目から真打へ。上りッ調子の芸とは裏腹、菊比古と助六、菊比古とみよ吉、この関係やいかに…!?」
ということで、八雲と助六編、盛り上がってまいりました。

本編で披露される高座の一場面は楽しみの一つですが、今回は大衆演劇、お芝居にも挑戦しております。
本番寸前、ソデでの菊比古と助六との掛け合いが見ものです。

生真面目が仇となり、芸に行き詰る菊比古にとって転機をもたらす舞台となります。
「知らざァ言ってェ…」のシーンに痺れてしまいました!

肝心の落語の方は、真打昇進のお披露目での一席「居残り」が圧巻。
噺家(助六)のいきいきとした語り口調を、テンポ良く読ませるコマ割と吹き出しの絶妙な配置。
それに乗せてくるくると役を代える噺家の表情。
漫画という手法によって読者をその世界に引き込む上手さ!漫画家雲田はる子の才能に舌を巻きます。

後半は女のどろりとした感情を晒す、みよ吉の存在にも目が離せません。
男(噺家)には「修羅場でさえも、結果的に芸の肥やしとなるのであろうか」いう予感を抱きつつ、
三人の関係と、八雲襲名をめぐる二人の顛末を見届けたいと思います。

あとがきによると、過去編は中盤ということで、まだまだ与太郎の出番は「お預け」なのかしら?ちと残念。
四巻は、2013年初夏ころ。先は長いですが嬉しいお知らせが!
「雲田はる子デザイン、オリジナル手ぬぐいつき特装版、発売決定!」とのことです。
これは、必ずゲットしなくては…。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
121 件のグローバル評価