カスタマーレビュー

2011年10月1日に日本でレビュー済み
嘘ばかりだった関係がとうとう限界に突入する7巻。
嘘は相手が真実を知らないからこそ意味がある。
相手が真実を知ってしまったらどうなるのか。
パラドクスの上に成り立っていた恋愛の破綻が始まる。

7巻はようやく八日堂のターン!
…のはずなんだけど、八日堂だけのターンでもないのが辛い。
心折れるわ、という展開が多々ある。でもようやく前に進めるという段でもあるから、笑いながら茨の道を走るしかない八日堂。
ただ、心折れる展開が続くと感覚麻痺しちゃう?みたいな、以下続刊!でした。

お互い(八日堂と大桑)がどちらも振られたことに気づいたことから始まる7巻は、ある意味これからが本番。
お互い本性のぶつけ合いが始まる。

ダメなんだけど、死ぬほど可愛い栖佑が、あっち(大桑)にふらふら、こっち(八日堂)にふらふら。
でも、可愛いんだもの仕方ない。
男ってしょうがないもんなんで、ああいうダメな女の子が可愛くって仕方ないのよ。
八日堂しかり、大桑しかり、なりふり構わず自分のモノにしようとする。
その様が格好良くもあり無様でもある。

好きな人に対しての男の本性なんてこんなもの。
端から見れば自分勝手で優柔不断。
でも、だからこそ、その様を描かれると男読者はシンクロしてしまうし、心をえぐられる。

一方、栖佑さんの方も似たようなもの。
だってしょうがないじゃない、好きなんだもの。
切ない、苦しい。
共感すればそうだけど、端から見たらただのダメ女だし、7巻に至ってはビッチだし。
でも仕方ないじゃない、好きなんだもの。
それでふらふらふらふら。
だからこそ、男読者から見れば可愛くて仕方ない。
女性からは嫌われるタイプだろうけど。

「うそつきパラドクス」はその人の経験によって、ずいぶん受け取り方が異なるけど、7巻はさらにその振れ幅が大きくなった。
思い当たる節があるか、全く理解できず反発するか、ものすごく共感するか。
好きな人はなお好きに、嫌いな人はなお嫌いに、きれいなモノを見たい人にはしんどい展開。

ただ、追い込まれた人間はどうするか。そのときに出てくるのが本性。
これからは本性の、お互いの心をえぐり合う争いになるはず。

NTRものが好物な人にはさらにおいしく、ダメな人にはとことんダメになってきた「うそつきパラドクス」。
次回はさらにその争いの先へと進んで行きそう。
賛否両論あるけど、次が待ちきれない。

さて、追加。
恋愛なんてきれいなもんじゃない。
情愛と思いやりと自尊心と情動と性欲とすべてが入り乱れるモノだから。
浮気から始まった恋がきれいに終わるわけなないじゃない。
あんなの信じられないなんて思ってるヤツは嘘つきだよ。

もう一つ追加。
88〜89pだけでご飯何杯でもいけます。
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商品の詳細

5つ星のうち3.7
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10 件のグローバル評価
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