カスタマーレビュー

2016年3月3日に日本でレビュー済み
レビューを詳しく見ないまま星と評価の数で買い、一通り読んでみた結果、確かにオチで予想を裏切られました。
それでも正直ココでのレビューから期待した期待値を超える作品では無かったです。
この『外天楼』はどういう読み方をすればいいのかイマイチ分かりません。
最後はまぁシリアスに終わっていくんですが、そうなると今まで読んでいたコミカルな「なんちゃって」ミステリーの
「なんちゃって」部分が腑に落ちなくなってきます。最後こういう終わらせ方ならせめて推理の部分では真面目にやって
ほかの部分をコミカルにして欲しかったです。そのせいで自分にはどっちつかずな話に思えてしまいました。
それと、すこしネタバレですが物語に関連性があり最後に進むに連れて繋がりが明らかになっていくのですが
この関連性も直接話に関係してこず必要性が無いものも多いので、「繋がった」というよりも「繋げた」感を強く感じます。
しかもそのせいで、結局それぞれの話の良さを打ち消し合ってるようにも思えました。
これは完全に好みの問題ですが、この話を繋げる技(?)は短編集でよく見る、言ってしまえば結構ベタな手法なので
よっぽどしっかりしてないと、それで綺麗に揃えたり壮大に見せるのは個人的に好きではないです。
そして何よりも最後のオチの部分ですが上の言った事も踏まえ凄い唐突な感じがしました。
どんでん返しというのはきっと相応しく無い気がします。想定していた予想を裏切られるのがどんでん返しだとすれば
この話は予想も何も想定して無いところで裏切られた、正確には裏切られた風な話なので形容するのがとても難しいです
最後の雪の場面は感傷的で自分の琴線にも触れましたが、それは話の流れというよりもシチュエーションと回想の力に思えます。
シリアスとコミカルを共存させている事への批判ではなく、もっと軸を捉えたやり方があったのではないか、軸がぶれすぎてないか
と、この『外天楼』を読んでいて思ったのでレビューさせて貰いました。
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商品の詳細

5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
260 件のグローバル評価