カスタマーレビュー

2019年9月23日に日本でレビュー済み
面白すぎて一気に読み終わりました。
笑えて泣けます。
なぜこれを映画にしなかった!と思ってしまったほど。
映画は3回見ましたが泣けなかった。面白くて良い場面もあるのに泣けない。自分の感性が乏しいのかとも思いました
ところが映画を見た上でこの本を読むとめちゃくちゃ面白くて泣ける話で感動しました。
気軽に読むファンサービスのような内容かと思ってましたが、映画をまるごと別視点で描いた力作・良作です。ただの番外編、外伝に留めておくのがもったいないです。

以下ややネタバレです。

お話はプロローグ、第一話~第六話、エピローグという構成。
映画では脇役の勘解由小路三鈴の視点で描かれていますが、途中まで本筋は映画と同じ展開です。
三鈴は実は、、という導入から引き込まれます。映画でちらちらと登場する三鈴の行動にはこんな事情があったのか!とワクワクします。

途中からは映画と異なる展開。この違いが三鈴自身が選んだ行動によるもの、というところにこの小説の意味があります。三鈴の視点によって主人公直実が魅力的に見えて、ヒロインの一行さんとの関係にも説得力が増しています。

終盤では三鈴が文字通りの大活躍の半面、その内面の葛藤に心動かされます。映画の記憶も手伝ってか迫力の描写でした。
また、映画が説明しなかった核心部がふんだんに盛り込まれており面白いです。
映画は一行さんの人となりがまだまだ分からなかったのが、一行さんのことがもう少しわかる部分もあり良かったです。

結末は、切なくて、でも晴れやかな気分。
映画でもこんな気持ちになりたかった!
本ばかり持ち上げてますが映画があってこそのお話です。HELLO WORLDの世界は映画とこの本が合わさって本当の面白さがあると思いました。
感想は以上

そのほかメモ。
文章がとても読みやすい。コミカルな会話場面はどれもめちゃくちゃ面白かった。
比喩表現も過不足なく簡潔でどんどん読み進められた。

堀口悠紀子さんのイラストが意外と沢山あってよかったです。
表紙と表紙をめくった口絵?にカラーイラスト。各話に白黒イラストがあります。
アニメの絵しかしらなかったので、ペン画による劇画・漫画調の絵もすごい上手でびっくりしました。
古き良きソノラマ文庫の白黒イラストたちを思い出しました。

実物の本を買ったのですが三鈴役福原遥さんのインタビューの小さい紙がついてました。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
107 件のグローバル評価