カスタマーレビュー

2020年2月26日に日本でレビュー済み
『コヨーテ』、待望の3冊目です!
前作最後、マレーネのヴァラヴォルフ区域への侵入によって、ヴァラヴォルフとガーランドファミリー間の緊張感が高まります。結構ヤバい状況ですが、あくまで冷静なマレーネと、マレーネの身を案じて仲間にも動揺を隠せないリリーが対照的で、印象に残りました。離れていても互いを強く思う姿がロマンティックです。
個人的にはヴァラヴォルフ側の人物描写が好きです。ヴァラヴォルフの普段の仕事や、満月期の過ごし方なども語られますが、そうしたディティールの描写が、一種特異な世界観に深みと臨場感をもたせています。
(「発情期」、「抑制剤」、「狼の群れ」、「両性具有の人物」などオメガバース的要素の多い作品ではありますが、今作でヴァラヴォルフの高い理性や発達した社会性が強調されており、日本の商業BLコミックで共有されるオメガバース設定との違いが認識出来ます。オメガバースBL創作に頻繁に見られる、本能に駆られたほぼレイプなセックスや、それに伴うリスク等の描写はほとんどありません。この甘く心地の良い性描写が、BLとしてはややハードな闘争描写とのバランスを保っているように思います。)
性描写自体は前、前々作と変わらず濃厚です。控えめなリリーが久々の再会でやや積極的になる姿が見られます!彼の口数は少ないものの、ちょっとした仕草や言葉から明確な愛が伝わり、より2人は燃え上がります。また、独りでの発情期に耐えきれず、もどかしくも自身を慰めるリリーが究極にエロティックです。
長々と述べましたが、星の数ほどあるボーイズラブコミックの中でも珠玉の作品だと思います!迷っている方はぜひ!ぜひ!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
191 件のグローバル評価