カスタマーレビュー

2017年4月9日に日本でレビュー済み
まず最初に、この最終巻は読者によって受け取り方が分かれるものだと思います。
個人的な意見を言うと最終巻自体は物足りないというのが正直な感想です。
無印endと比べるとあまりスッキリしない+唐突な終わり方に、ここで終わるのかという気持ちのほうが強いからです。
リトと相思相愛だったことを知り春菜が喜ぶ一方でモモが涙する場面の対比、ララに全てを話そうとするも一緒に過ごした日々を思い言い出せず涙するリト、
他のヒロイン達がリトと春菜が両思いになっていることを知らずに最終話でそれぞれが彼を想う描写にはなんとも言えない気持ちになりました。

春菜に関しては無印時代から考えるとやっと両思いに気付けて本当に良かったとは思うのですが、同時に事故キス回といい今回といい限られた出番の中で
美味しい所を持っていったなぁと言う印象も持ちました。ダークネスの中では全体的に春菜はララ以上に出番が限定的だったのもあったので。

残念に思った点は
・ヤミが前巻で長い連載期間を経てやっと告白したのにその後あまりリトに絡むことなく最終回になったこと。
・ヤミの告白後から最終巻までの流れが急展開過ぎると感じたこと
・メアがモモに自分なりのやり方でハーレムに協力すると言っていたのに、特に動くことも無く終盤辺りからやや脇役的ポジションになってしまったこと。
・ナナ、唯、ルン、キョウコ、凛、ティアーユ、御門、お静、籾岡など彼女らのエピソードをもっとやって欲しかったこと。
・最後のコマが無印のような各ヒロイン絵で終わるのではなく校長で終わったこと。あの場面で校長はいらんだろう・・・と。

ララの純粋さ、春菜の健気さ、自分に正直になったモモが告白しリトに見せた笑顔が凄く良かったことなど良かった所も勿論ありますが・・・

一部の方も言っているように多くのキャラに立てたフラグ、フラグを立てようとしている、立てている途中のキャラに対して結局フォローが殆ど無いまま終わります。それもあって本の帯には「楽園計画クライマックス」とありますが、ダークネス計画と違って楽園計画はイマイチ進んだ気がしなかったです。
まぁヤミの告白、モモの気持ちの一区切りが今までの楽園計画のとりあえずの終了ってことなのかも知れませんが・・・。

一読者としては今作でダークネス計画、楽園計画をメインに長い期間色んなヒロインをより丁寧に魅力的に描いてきた(描いてる途中)のですから、
メインキャラ以外のヒロイン達にも、もう少し何らかの前向きな意味での進展するエピソードがあって欲しかったです。
例えば唯の場合、無印中盤辺りからリトに好意がありダークネスでより彼に対して好意的になっているのにも関わらず、ヤミや春菜、モモなど今作で新たに告白していくヒロインがいる中で、彼女は未だにリトに送るメールの内容が喜んでもらえるのかを気にするレベルの状態のまま先に進めずにいます。
せっかく楽園計画もメインだったのですから、唯に限らず作中でハーレム要因にすることを匂わせたヒロイン達にはある程度の進展はさせて欲しかったなぁと思います。それは作者さんの言うダークネスのままダラダラ続けることとはまた別じゃないかなと思うので。
お色気のインフレ化そして10周年だから一区切りにすると言うのもわかるんですが、常に読者目線でtoloveるを描いてくれていた作者さんだからこそ今回の急な駆け足気味の終わり方には非常に残念に思います。
ダークネスの連載お疲れ様でしたと言いたい反面、どうしてここでダークネスを終わらせたの?という気持ちもまたずっと残っており凄く複雑な気持ちです。

とは言うもののダークネス自体は新キャラ、ストーリ含めて無印以上に楽しく読ませてもらいましたのでそこは本当に矢吹、長谷見両先生方に感謝です。
番外編同時連載時も含めて本当に大変だったと思います。

ダークネスは完結しましたが真生徒会長になったネメシス、思いを新たにスタイルを変えて楽園計画へ向けて再び行動しようとするモモ、当初と比べてそれぞれ少しずつ変わりつつあるヒロイン達の今後等々まだまだ気になる要素がたくさんありますので是非とも続編を期待したいです。
そして出来れば最終的にはやはりハーレム(が期待できるような)結末にしてもらいたいです。
またリトやヒロイン達に会える日を楽しみに待っています。
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