カスタマーレビュー

2020年1月5日に日本でレビュー済み
映画的な後読感とデンジくんの憎めないカワイさ、魅力的なキャラ達(でもよく死ぬ)については他の方も挙げてますが、今更ながら気付いた点を指摘したくなり一筆
それは作画とストーリーの管理力についてです。

お気付きの方も多いとは思いますが、本作は一区切りのエピソードが単行本の後半から始まり、次巻の前半にかけて展開して行きます。決着と次を用意し飽きさせないこの構成は常に一歩二歩先を見据えていなければできません。

そして重要でない作画から徹底して手を抜く事で達成できる、めっちゃくちゃカッコいい見開き!
カタナマンと鍔迫合いながらビルの壁を突き破って落下する大迫力のシーンは週間連載にあるまじき密度で街並みまでも描かれており、突如破壊に巻き込まれ呆然というか呆気に取られる市民の息吹きすら感じさせます。
おそらくこれらのページにかかる作画量は、逆算して他の週から捻出しなければならないはず。ストーリーの構成に加えてこれと決めた見せ場の為に工数を調整しているとすれば、作者の漫画家としての力量もかなり高い水準にあると言えるのではないでしょうか。
やや見辛いシーンや銃とか小物がイマイチなど、弱点と言えなくもない部分はありますが、そんな些事に囚われず突っ走って頂きたい。

物語の最後がどうなるかはまだ解りませんが、この緩急自在のジェットコースターを楽しめるのは漫画好きとして幸せだなと、そう思わせる巻でした。
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商品の詳細

5つ星のうち4.8
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