カスタマーレビュー

2010年10月31日に日本でレビュー済み
普段マンガを読まないのですが、「テレプシコーラ」でこの
作家さんにハマってしまい、色々制覇しています。

こちらの作品も著者のほかの作品とたがわず
通俗性や誇張を抑え、現実味にちょっぴりファンタジーを織り交ぜ、
淡々と上品に進むのです。

そして、とうとうお宝は発掘されないまま文庫版の3巻に。
それなのにクライマックスの「その場面」まで、1ページずつを大事に大事に、
携帯電話も無視、ある時は濃く淹れたコーヒー片手に、フクフク・ワクワクと読めたのは
主人公の魅力(多分実際よりだいぶハンサムに描かれてるでしょうね)
のみならず脇を固める登場人物の人間模様、古代エジプトの人々の
非常に興味深い魂や霊的なものへの考え方、そういったもの全てが
大人でも夢中になれる冒険譚のように感じられたからだと思います。

そしてとうとうツタンカーメンに出会った瞬間。自分がハワードカーターになった
かのように感動的でした。

最後、不思議な少年・カーには出会えず物語は完結しましたが、
伝記モノとファンタジーの中庸としてはすごく自然な落ち着き方でした。

こんなにマンガを夢中で読んだのは久々です。
作者に感謝。
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商品の詳細

5つ星のうち3.7
星5つ中の3.7
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