カスタマーレビュー

2019年11月23日に日本でレビュー済み
 最近の漫画やアニメ、ライトノベルに多いのは現実を超越した世界(つまり異世界)で展開される非現実的なストーリーであったり、学校生活をテーマにした妙に現実的で夢のない処世術的なストーリーであったりする作品が多い。それらの作品はそれを消費する人たちが現実を無条件に受け入れつつも想像の世界で自己の欲望を実現することに固執しているという点で共通していると思う。そのような作品は今の時代に生きる人たちが普段言いたくても言えないことを何か別のことに託して表現しようとする詩的な性質が一切ないという意味でお世辞にも文学とは言えず、せいぜい見世物としか言い様のないものにすぎないという意味でおよそ価値のないものであると思う。しかし、本作品のようにボードゲームをモチーフにして普段語り得ぬ何かを表現しようとする作品は詩的で文学的であると思った。こういう作品があればもっと読んでみたいと思った。
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5つ星のうち4.5
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