カスタマーレビュー

2021年6月13日に日本でレビュー済み
実利を重んじるヒロインが綺麗事を言う聖女を論破するのが主題のはずなのですが…
頭が悪い人が頭が良い人を描こうとするときにありがちな
・なぜか自分の望むことと逆に動き、その理由は説明されないキャラが多い
・終始ニヤニヤして余裕ぶるキャラは適当に雰囲気を作りたいだけで特に伏線になっていない
・持って回った屁理屈を唱えるが本当に筋道だった論理は持たない
これらの失敗に見事にはまってしまっている。
だからヒロインの理屈も単なる厨二的な逆張りでライバル聖女より大して上ではないことが多いのが痛い。経済破綻したなら産物を外国に売ればいいじゃない!というレベルの提案しかできないのに(つまり本来なら他国との貿易や資本移動の自由が前提で起こる経済破綻が、貿易していない前提で起こっている)現実を見据えた賢人扱いはどうかと思う。
結果、単に頭悪い女2人がもっと頭の悪い男達をそれぞれ侍らせて口喧嘩をしているだけとなり、その状態でヒロインがライバル聖女以外のモブにも喧嘩を売り傷つけまくるので、作者の意図に反して嫌われて当然だなという感想になってゆく。
また、その場限りの見栄で各キャラが動くのでストーリーも破綻してしまっている。王もヒロインの父もヒロインの相手役である王子も行動と文中の説明が矛盾しており、何がしたいのか不明。ヒロインがなぜそこまで悪女になりたいのかも不明。
展開は早いが話のテンポがいいのではなく、まともな説明を置き去りにしてしまっているだけなので、明快さやスカッとを求める人にはお勧めできない。
恋愛面についても、かなり年上の王子が13歳時や15歳時のヒロインに手を出そうとする気持ちの悪い場面がちょくちょくあるので人を選ぶ。
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