カスタマーレビュー

2012年9月17日に日本でレビュー済み
 やっぱりスペース・ファンタジーを描かせたら星野氏の右に出るものはいませんねえ。原作の良さを十分に引き出していると思う。30年ぐらい前に刊行された『2001夜物語』に話が似ている部分があるような気がして、「流石星野氏」なんて思ったりもしました。この際、当時ホーガン氏が先か星野氏が先かなんてことは抜きにして、宇宙旅行とかブラックホールとか時空をくぐり抜けるとかいろいろな人が同じようなことを考えるもんだなあなんて現在思ったりもします。
 さて、本作は言わずと知れた『星を継ぐもの』3部作(4部作)を原作としていますが、原作をただ劇画に描き直したものではなく、星野氏の創作部分が入っていたり、原作を構成し直したりしているものです。だから、「原作命」の人には向きません。また、原作はストーリーが進むにつれて推理小説的な色合いも出てきます。「外国のしかも推理小説は登場人物が多くて、しかもカタカナ多いし…」なんて人には本作は向いているのではないでしょうか。私もその一人です。私は本作を1度読み、すぐに2週目を読みました。そして、原作を読み直している最中です。『巨人たちの星』は本当に新しい登場人物が多くてややこしい。もうすぐ本作の4巻が刊行されますが、星野氏がその複雑なところ(私にとっては登場人物を整理しにくいところ)を。どのように読みやすくしてくれているのかも楽しみです。他のレビューで指摘されていますが、登場人物の性別が変わっているくらい度ってことないでしょ。ただ、チャーリーが焼けちゃったのはちょっと乱暴だと思う。
 表題にも書きましたが、原作とコミックス版両方読んだ方がいいと思います。それでスペース・ファンタジーを好きになったら『2001夜物語』まで手を伸ばすのが良いでしょう。『2001夜物語』はデラックス版もあるしね。
 星野氏の絵はいつも丁寧だしスペース・ファンタジーものを描かせたら1級なんだけど、けっこう末端部分に手抜きのような箇所があるので星4,5。同じ作品を作画・寺沢武一ってのはどうだろうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
85 件のグローバル評価