カスタマーレビュー

2017年9月29日に日本でレビュー済み
この作家さんの以前の作品(代表作クラスの)を読んだことのある人は、出だしのところで、またか!?となると思う。その位、ネタ被りではあるが、それだけに留まらず、そのネタを自己オマージュ的に昇華させて、新たな魅力を打ち出すことには成功している。

前作、前前作ともに女学校、パブリックスクールの寄宿舎が舞台で、学園モノ特有の思春期のリリカルな情景描写や、ある種の閉鎖空間特有の暗さ(イジメや虐待がテーマな回も多かったし、あの時代の同性愛問題もあった)がつきまとったのに対し、久々に設定モノでスカッと抜け感がある読後感だった。

さらに、今回は主要登場人物それぞれに全て人には言えない秘密があり、その秘密がオムニバス形式で語られるところも面白い。主人公は、黒髪で短い髪の(←この時代には珍しい)可愛い系の女の子。だが、この短髪で黒髪というのにも隠された秘密があり…。

総じて、最初の、またか!?印象を上書きするだけの面白い作品になっていると思う。

…このネタ、この作者の持ちネタなんだと思えば、それはそれで良いと思える。こネタのバリエーションで色々変化ある話を作って楽しませてくれるなら。
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商品の詳細

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