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2013年10月16日に日本でレビュー済み
これも日経ONLINEのウェブサイト上で無料で読めるコンテンツです。
刊行にあたって、インタビュー形式を独り語りの形式に編集しなおした他、まえがき・あとがきが付き情報のアップデートや詳細な註がつきました。
語り口が変わったことで、インパクトがあって、でもささっと読めるウェブらしいコンテンツから、じっくり読みたくなる内容にうまく変貌したと思います。「会社に使い倒されないため」なんてハウツー的なサブタイトルをつけなくても、無料のコンテンツを有料で販売する付加価値は十分あります。

内容はビジネスでの上司や部下とのかかわりをハリウッドの戦争映画における軍隊の規律になぞらえて、どう自分のテーマを通すか、を読み解くものが中心。独自の視点というより独断に近い決めつけもありますが、この映画の楽しみ方としてこんな見方もできるんだ、という新鮮な印象が小気味よいです。

向こう受けする大作についての章ももちろん目を惹きますが、知らなかった地味な古い作品を見てみたくなりました。これはたぶん通り一遍の作品紹介ではあり得なかったと思うので、単純に映画レビュー集としても非常に秀逸だということでしょう。自作のパトレイバーについては、押井監督が過去にどこまで語っていたか知らないのですが、かなり新鮮でやはり本書の白眉のひとつでした。

別に会社での立ち居振る舞いを学びたい人でなくても、映画好き、はたまた逆にハリウッドのお子様映画なんか、と斜に構えてしまう向き(私もそのくちです)に薦めたい大人のための映画鑑賞手引きです。
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