カスタマーレビュー

2017年8月14日に日本でレビュー済み
ゲルニカで恋人カルメンとお腹の子供をなくし、廃人となったヤイチローは、ピカソの絵で記憶を取り戻し、本当の敵であるヒトラー殺害に挑みます。ただし、少年ジャンプ的な無理やりな終わらせ方に近く、ちょっと残念です。
ヤイチローの日本に対する「愛国」と、国民同士が殺しあう「哀しい国」スペインとを掛けた「哀国」という造語は、小池氏ならではのセンスが光ります。
スペイン内戦を描いた漫画は私の知る限りありません。実在の人物(フランコ将軍、ヘミングウェイ、キャパ、ピカソなど)がクロスオーバーするストーリーも秀逸で、そこに小池氏独特の言い回しが重なって荒削りですが独特のエネルギーを持った漫画に仕上がっています。意味のないエロシーンがなければ、是非近現代史の参考漫画として子供に薦めたいところです。
題材は非常に面白く、週プレでは無くきちんとした雑誌に本格的に連載して欲しかった漫画です。
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5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
4 件のグローバル評価