カスタマーレビュー

ベスト500レビュアー
2016年10月17日に日本でレビュー済み
9巻もずっしりと読みごたえがありました。2016年8月号掲載分まで収録でした。この作品は一コマ一コマの情報量が多い上、いろいろな伏線やあの時代の言い回しなども多いので、何度読み直しても新たな発見があって楽しみが多いです。

8巻の終わりでどうなるか…と思った菊乃と清十郎ですが、この9巻でももどかしいほどお互いの距離を測りかねていました。でも、周囲の事件に巻き込まれていく中で、少しずつ少しずつ自分の気持ちに折り合いをつけて、歩み寄っていく2人の姿がいい感じです。

また、信仰上の理由から自分の志向に苦しむランスの姿も、この巻では心に残りました。巻が進むごとにランスも成長しているのを、絵柄だけではなく物語からも感じます。

楡の性格は相変わらず。どうして山内家のお姫様がこの楡と相思相愛になったのか未だによくわかりませんが、この楡、皮肉ながら案外親切なところもあるようで、菊乃も清十郎も楡に背中を押されている面が多々あるように思います。

ずっと読んできて感じたことは、槙とモモちゃんの間に横たわる溝も深いけれども、菊乃と清十郎の間の溝は、それよりももっと深いのでは…ということでした。8巻で出てきた「若」の存在。彼が突きつける現実に、清十郎は身動きが取れない。清十郎の背負っている過去と秘密はあまりにも重すぎて、どうやったらこの2人が、周囲の思惑に邪魔されることなく添い遂げることが出来るのか、今の時点では私には見えません。今から10巻が待ち遠しいです。

それと、おまけの4コマ2P、面白かったです。

それから、今回の表紙、てっきりモモちゃんだと思っていたら(そう思ったのは私だけかも)、菊乃だったそうです。普段見られない色気が何ともいい感じです。
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商品の詳細

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