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2015年10月19日に日本でレビュー済み
可愛い女の子が一杯出てくる『神のみぞ知るセカイ』『なのは洋菓子店のいい仕事(現在連載中)』の著者の新作なんですが、《今度は哲学漫画に挑戦》的なアオリをどこかで見たので、気になって購入しました。

哲学の聞きなれない用語や、小難しい理屈はともかくとして、私的には哲学という学問を知る上で、新しい切り口を含んだ作品ではないかと感じています。
ただ、読む時には哲学漫画というよりかは、哲学問答漫画として楽しませてもらっています。

今までの作者の作風からすると、かなり線や背景(1Pに渡ってセリフのみで真っ白とか・・・)が削られているので、「手抜きなのでは・・・」とか勘繰っちゃたりしますが、慣れて来ると、「これも著者の新たな作風を開拓する為の挑戦なのだろう・・・」とか思わなくもないです。

まだ1巻という事ですが、哲学を専門的に学んだ方も、「哲学ってなんじゃらほい」という方が哲学に触れるのにも、それなりに意義のある一冊だと感じます。
正直、漫画として読むと、先ほど言ったような、「手抜きなのでは・・・」とかが頭をよぎってしまうので、ちょっと微妙な出来なのですが、哲学という学問に触れる為の本として考えるならば、そこらの入門書よりも、よほど多角的に問答されていますし、グダグダと文字数も多くないので、圧倒的にわかりやすいと思います。
特に、絵的な表現をプロの漫画家さんがしていて、哲学するとネジが回るというアイデアを取り入れているのも面白いです。

ちなみに、哲学問答のテーマが、《パンツ愛》や《著者の過去作品の対比》などと、作者独特の味付けがなされていますので、著者の『アルバトロス』ぐらいの頃からのファンの方ならば、ちょっぴりニヤリとします(私がそうでした)♪

巻末オマケ漫画には、作者の今までの主役級キャラが、あれやこれやと哲学問答ではしゃいでいますので、これだけでも著者のファンならば、買って損は無いかと!?

万人受けする漫画ではないかとは思いますが(マイノリティ向け漫画?)、何もしていない時に、じ~~~~~っくりと&ゆ~~~~~っくりと読むと、中々にはまり込ませてくれる作品だったので、今後の期待も込めて、☆×5にしました。

著者贔屓とかではなく、本当に味わい深い作品ですよ~。・・・いや、本当に。
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