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2019年2月24日に日本でレビュー済み
 (少し内容に触れています)

 霊視は有るが彼らに干渉出来ない微妙な霊能の持ち主だった気弱な美少年、岸田君は幼馴染の善霊、完黙の早川さんにいつも寄り添われていた。
 局地的だった彼を巡る怪異が単なる連続殺人鬼を越えた力を持った少女「ゴースト」が自らの教団を率いる事により、世界規模に拡大。
 人類存亡の危機を防ぐキーマンは岸田君だった…。

 青年月刊誌に7年掲載された純ホラーの連作短編。
 過去の多くの伏線が回収され、かつての登場人物やひよどり氏自身名作処女連載「闇夜に遊ぶな子供たち」への言及を含めた見事な最終巻となっています。
 古のホラー映画、漫画の咀嚼と尊敬に優れた引用は素晴らしく、21世紀にここまでルチオ・フルチやマリオ・バーヴァに対して直截なオマージュを捧げた作品は珍しいです。
 特にラストは賛否両論でしょうが、フルチの作品をひよどり氏の過去の発言や引用に後押しされて観た後だったので大いに賛同致します。
 恐怖と共に大いなるユーモアを持った作品ですが、本最終巻は泣けるメロドラマとしても大いに機能しています。
 「別れ」と「成長」を描いて秀逸です。

 あとがき漫画は読み切りとして掲載された本作について述べられて居ます。

 ホラー漫画、怪奇漫画、面白い漫画がお好きな方には大いにお薦めです。
 ひよどり氏の次回作が切実に待たれます。
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商品の詳細

5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
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