カスタマーレビュー

2013年5月9日に日本でレビュー済み
別に表紙買いというわけでもありません。前作の「KECHONPA」も面白かったし、今回も期待して買いましたが裏切りません。ただ、残念なのは巻の終わり方(2巻への続き方)が今ひとつ。この巻のラスト30頁が同じやり取りの繰り返しなので、折角冒頭から面白いのに最後のほうでやや弛む感じがあり、次巻への期待感が少し削がれる気もします・・・とは言いつつ個人的には早く続きが読みたいです。

偖、可愛いのは表紙絵だけではありません。主人公の百面相が笑いを誘います。時には一本の線で表した口が顔の輪郭からハミ出していたりして、主人公の心情を大袈裟に誇張した表情は、キャラを漫画的に立たせもするし、澄ました表情とのギャップとなり楽しませてくれます。ちょうど前作「KECHONPA」のメイクが作り出した笑いの原理と同じ感覚を味わえます。

「四百四病の外」とは恋の病を意味するそうですが、この巻ではヒロインは自分の恋に気づいてはいないようです。あるいは予感しながら抗っているという感じでしょうか。

この作品どうも次巻完結のようで、あくまでそれを待たなければなりませんが、ここまでの印象としては少し性急なところや描写不足が無きにしもあらずかも。設定や人物配置とかも面白くなりそうなので、もっとじっくり膨らませないのは勿体無い。個人的にはこの作家の最近の絵は魅力的だと感じます。プロとして30年以上に渡って描き続けるということはやはり凄いことで、ある種の熟達が力みを消し、洒脱なユーモアを醸し出しているように思います。
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