カスタマーレビュー

2021年2月21日に日本でレビュー済み
2種類ある漫画版を先に読んだ。コミカライズが2つ在るのは珍しいな、と思ったものだが、読み比べてみると、原作の雰囲気をより甘ったるく仕上げたのがガンガン版、上品な味わいに仕上げたのがサンデーGX版、と言ったところか。
最初に読んだガンガン版にて「おしろいはどく」という書き文字がそのまま日本語で書かれていたのを読み、間違ってってもいいから中国語っぽくしてくれないかなあ、と思ったのだがこれは原作通りであり、サンデーGX版では翻訳監修者も付けてちゃんと中国語で書かれていた。
猫猫の外見は前者ではいまどきのアニメ的な美少女という感じだが後者のほうが原作の雰囲気に近いか。
汚物を見られるような視線を向けられて猫猫に興味を示す千氏は前者では「君のゴミをみるような目が癖になってしまったので付き合ってくれ」とかゆー嘘ツイッターのようだが、後者ではマゾヒスト的な感情が強調されて読める。
つまり同じ原作が手掛ける漫画家の技術などによってまったく異なる味わいをもつようになる、という事である。前者は若い世代向け、後者はもう少し上の年齢向け、といったところか。
とはいえ、ストーリー自体がいい歳こいた大人の読む代物ではなく、「蜂蜜」とサブタイトルにある時点でおおよその謎が解けてしまうのでお話にならない。薬学の知識がろくにない自分でも知ってるような知識でドヤる猫猫は異世界チートものの主人公と全く同じである。作者の文章力を批判する意見があるが他のなろう小説にくらべりゃなんぼかマシである。
全体として淡々としすぎているので読むならどっちかのコミック版のほうがお勧めである。メディアミックス展開によって大きく成功した古典部シリーズも原作一作目の「氷菓」はあんま面白くないので、原作の方もこの先で面白くなるかもだけど、優れたコミカライズがあるならそっちを読んでおけば良いようにも。一歩引いてみれば「俺、なんかやっちゃいました?」と同じ事を主人公を少女にしてやってるだけで、勝手にイケメンが夢中になってくれるというストーリーなので、まあ、あまりマジにあーだこーだ言う事もないだろう。50円で買ったんだし。
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