カスタマーレビュー

2012年9月14日に日本でレビュー済み
 大学生活のため、かつて祖父母が住んでいた家で一人暮しをすることになった多分主人公の宝井和夏。家の近くにある神社には、女の子が一人で住んでいた。
「わらわは神様だよ……今はほとんどチカラないけど」
 何だかんだで人のいい宝井は、神ちゃま少女・めしあを非力ながら助けることに。

 この作品のいいところは、宝井をはじめ、誰もめしあに神様らしい奇跡や御利益を要求しないこと。力はなくても、御利益がなくても村のばぁばたちはめしあを神ちゃまとして受け入れている。宝井もめしあを「自称・神のやばい女の子」と思うことはあっても、「神様なら力見せてみろよ、ほらほら」といじわるもしない。
 困ったときは助け合う。人も神様も関係ない。そして助け合う度に、人と神様はお互い大きくなっていく。それがあたりまえとして描かれている。

 後半、めしあはわずかながら復活した神の力を使う。誰かから頼まれたわけではない。めしあが自らの意思で使う。捨てられた子犬の寂しい心を救うために。
 神様が真っ先に手をさしのべたのは、寂しい心に対して。それも人間ではなく、子犬に対して。
 神様のご利益がなくても人は幸せになれる。けれど、神ちゃまと一緒なら人はうんと幸せになれる。
「まるいぴかぴかがあれば、もっと幸せになれると思うよ」

 ああっ、いい言葉でしめようと思ったのに!
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商品の詳細

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4 件のグローバル評価
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