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2019年4月23日に日本でレビュー済み
火の鳥の中でも名作中の名作である未来編。
子供の頃、父の実家で読み、その衝撃が忘れられず大人になっても読み返してしまう。

何十年も前に想像された未来の姿は「そこはそうなのかー」と思うところもあるが、不思議と今読んでもそんなに違和感はない。
そんなことよりも考えさせられることが多過ぎて、世界観以上に心に響くものがある。

今を生きる人類が想像もしない、進み続ける文明の果てはどんな姿なのか。
すべてを失ったとき、人間は愛がほしくなり、孤独に絶望する。
永遠の命を手に入れた主人公の長すぎる人生は、自分以外の誰かと生きていきたい、ただそれだけの長い長い葛藤に見える。

ちょっとネタバレですが、ナメクジの文明が果てるシーンで、最後の一匹が死ぬ前にこぼす愚痴が忘れられない。

もとのままの下等生物でいれば
もっとらくに生きられ、死ねたろうに。
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商品の詳細

5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
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