カスタマーレビュー

2018年9月12日に日本でレビュー済み
エドガーが老いて倦み疲れていたのが悲しかった・・・アランは出てこなくても良かった?なんだか、フツーに出てきているのが、アランは出てくるってわかっていたけれども、軽くショックだった。だってあの幕切れ・・・

彼がいなければ自分は幽霊というエドガーの言い訳が、なんとも言い訳めいていて説得力がなく、アランは、(やっぱり)メリーベルのかわりだったのかな・・・と思った。エドガーの孤独と苛立ちは、彼がたんに世間的に拠り所のない存在だからではなく、メリーベルを拠り所とする人間であったことによるのでは、彼女はもうどこにもいないとわかっていながら探そうとする自分自身への苛立ちではなかったか。お荷物のアランはファルカにやっちゃって、キミはブランカと行ってもいいんじゃないのぉと思った。妹をはなれ美しい妻を伴うオトナのエドガーってのも唆る・・・!!
助けに来たエドガーを恐れたブランカがあっさりファルカOKで、だったらエドガーでなぜいけない?とも思った。エドガーのほうで深く傷ついてしまっていたのだね。まあこのコでもいいかナで引き受けちゃうファルカの軽いノリは、呆れるけれども好きだ。

そ〜だなあ・・・「ポー」のあのスリリングで冷厳な美の世界は、美少年二人の、愛か憎か軋る思いの絡みと、時間の流れから切り離された孤独ゆえだったのかと認識した。この続編では、時間の流れに乗って血族を追うタテの流れではなく、ポーの一族及び同族との関係、つまりある時間におけるヨコへの広がりを描いている。少年たちの透き通った美しい世界ではなく、ドタバタしたオトナ達が登場し、ふたりはもはや孤独ではない。孤独どころか、彼らに悩まされている。そこらへんが好き嫌いでしたなあ。
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5つ星のうち4.5
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