カスタマーレビュー

2016年7月10日に日本でレビュー済み
まず、私は7巻のヤトリの死とそれに伴うヒロインの交代は戦記モノとして受け入れている人間です。
ですのでイクタが出て来てシャミーユの肩の荷が少し軽くなっていく、という展開自体には不満ありませんし、
イクタとジャンがお互いの存在を認識しつつ、頭脳戦を展開するのは面白かったです。

ただ、9巻でスパイとしての活動を開始したハロの件についての決着があまりに微妙です。
たとえ片方の人格は気のおけない真の仲間であるとしても、
彼女の生まれ育った環境・境遇に原因があるとしても、
彼女はすでに引き返せない状況に至っており、諸々を許して仲間サイドに戻ることはあまりにリアリティが無いと思います。
『ありのままの自分を愛してくれることに飢えているから、愛を与えれば生き方は変わる』
という理屈は分かりますが、戦争状態の作中においてこの決断は雑過ぎると言わざるをえません。
あれだけスパイ行為しておいて、反省して心替わりしたらオッケーよという展開は呆れます。
死ぬべきという言い方に語弊はありますが、ハロこそ死ぬべきだったと思うくらいです。

戦闘の面白さはいつもながら大変よろしいのですが、それ以外の部分が微妙な10巻でしたね。
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5つ星のうち4.1
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