カスタマーレビュー

2009年4月29日に日本でレビュー済み
原作、アニメ共々その鬱展開加減に定評のあるニーナのお話が収録されています。

二巻の見所、といった際一番に思い起こすのがこのニーナのお話ですが、このお話はただニーナという一人の少女の身の上に起こった不幸が印象的なわけではなく、はじめてエルリック兄弟の過去の過ちを非難する人間が出てきたところにあると私は思いました。
一巻ではエドもアルも自分たちの所業は自分たちの責任であるとし、そのふたりのあり方にどうこう云う人間はでてきません。むしろ軍部の人々の彼らに対する態度は、仕事仲間(軍の狗ですからね)という枠を超えて、近所のよき大人たちといった感じすらありました。

二巻では彼らは明確に非難を浴び、自分たちの所業が、自分たちの肉体を奪っただけでなく、倫理にもとる行為だったことを改めて突きつけられています。
宗教に名を借りたスカー(傷の男)の行為、賢者の石の存在、ホムンクルスたちの人間の生命に対する軽々しい行為。
二巻は、このマンガの根底を貫く、倫理観というひとつのテーマを明示しているように感じました。
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商品の詳細

5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
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