カスタマーレビュー

2012年10月2日に日本でレビュー済み
初めて「星を継ぐもの」を読む方へのレビューをさせていただきます。
(全4巻を読んだ上での意見です。ネタバレはありません)

この作品はJ・P・ホーガンというSF作家が1977年に書いた「
星を継ぐもの (創元SF文庫) 」そしてその続編である「 ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) 」「 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 」の<巨人の星3部作>を4冊の漫画にしたものです。
3冊の小説を4冊の漫画にしていることからもわかるとおり、かなりの部分を端折り、整合性を持たせるため新たな要素を加えています。
なので残念ながら、原作の面白さを完全には表現できていません。
謎を解明していくミステリ色がこの作品の醍醐味なのですが、その謎の答えが実にあっさりと表現され、
原作では少しずつ出てくる用語も一気に出てくるため混乱しそうになる部分が多くあります。
特に一冊目である「
星を継ぐもの (創元SF文庫) 」の魅力は全くと言っていいほど残っていません。
3つの作品を1つの漫画にしようとしたことによって起こった悲劇だと思います。

「長編漫画の実写映画化」といえば伝わるのではないでしょうか。(残念ながらあまり良くない意味で)

これから小説版を読まず漫画版から読もうとしている方、是非小説版の一作目「
星を継ぐもの (創元SF文庫) 」から読むことをお勧めします。
この作品はハードSF界では知らない人がいないほど有名な作品です(創元SF文庫の読者投票第一位!)
小説版を読まずに漫画版だけを読むのは実にもったいない作品です。

漫画作品としては決して悪くありません。むしろ良いほうだと思います。
星野之宣先生のSF描写はさすがです。3つの作品を見事に1つの作品に仕上げています。
しかし原作はもっと凄いのです。

小説3部作を読んだ方にとっては、原作では想像しづらかった部分や、あのハントとダンチェッカーの漫画化という点で楽しめる作品だと思います。
話が混ざったり同時進行したりしている部分はありますが、大まかに分類すると
1〜3巻は「
星を継ぐもの (創元SF文庫) 」「 ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) 」そして4巻で「 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 」が描かれています。
これを機に、もう一度チャーリーに会いに行くのはいかがでしょうか。
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商品の詳細

5つ星のうち4.3
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